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『次の内閣』人事の評価   【山本一太】
http://www.asyura2.com/0505/bd41/msg/274.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 9 月 22 日 01:34:54: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 歴史を見れば、今後、数ヶ月こそ、明智光秀の出番である。 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 9 月 22 日 00:15:20)

NO.1512 「『次の内閣』人事の評価」 2005年9月21日 


 おとといの夜に放送された「TVタックル:3時間スペシャル」(収録)に出演。番組の中で、民主党の永田議員と次のような言葉を交わす場面があった。

 「永田:派閥という観点から言うと、山本さん。民主党の悩みというのもあるんです。自民党と違って、うちは派閥がポストを決めるというシステムがないんです。だから、個々の議員に対してコントロールが効かないという…」「山本:え、永田さん。そのポストって、何のポストのことですか?」「永田:いや、たとえば幹事長とか政調会長とかいった党の役職やNC(「次の内閣」)のポストなんかのことです。」
 
 この質問は少しばかり意地悪な響きがあったかもしれない。(*ちょっと反省した。)が、嫌みで言ったわけではない。「野党である民主党にポスト争いとか、ポストの求心力みたいなものがあるのかな?」と一瞬不思議に思ったから聞いた。なるほど、実質的には何の権限も持たない「次の内閣」の閣僚でも、担当する分野では野党の政策の取り纏めをするということになる。
 
 昨日、前原代表の下で「次の内閣」人事が発表された。山本一太の注目は、原口一博衆院議員が郵政担当の特務大臣に、そして浅尾慶一郎参院議員が外務大臣に任命されたこと。前原氏とそんなに親しいようには見えなかった(?)この2人を起用したのは、原口氏のメディアでの発信力と浅尾氏の国際感覚に着目してのことだろう。特に、浅尾慶一郎氏は(党は違うが)、幾つかの論文を共著で発表したほどの親友。自分が知る限り、政界でNO1の英語の達人だ。ふうむ。「慶ちゃん」をNC外務大臣に据えるなんて、さすがにセンスがいい。枝野幸男氏も、党の憲法改正の責任者になった。全体を見渡してみると、民主党次世代エースによる「オールスター人事」という感じだ。
 
 さて、本日から特別国会が開幕した。午前9時45分から参院自民党の議員総会。竹中平蔵大臣の隣に座った。ガッチリと握手を交わした。午前10時から「議席指定」のための10分間の参院本会議。
本会議終了後に、伊藤信太郎氏の事務所へ。日韓映画交流について打ち合わせた。午前11時。議員会館事務所に猪口邦子氏が訪ねてきた。「バッジをつけた後、初めて訪問したのが山本さんのところなんですよ。政界のことはよく分からないので、いろいろと教えてください。(笑)」「いや、それは光栄です。猪口先生は政治家に向いてますから、大丈夫ですよ。」「あら、どうして?」「いや、いつも明るくてポジティブだからです。自然体でのびのび活躍してください!」と激励した。30分ほど話をして、一緒に両院議員総会に向かった。

 衆院第一別館の5階講堂で行われた両院議員総会には、多士済々の新人議員が「溢れて」いた。笑顔で挨拶を交わすルーキーたちを見ながら思った。政治とは厳しいゲームだ。このうち、次回の選挙をクリアー出来るのは何パーセントだろうか?
 
 午後1時。議員会館事務所で河野太郎氏と会った。河野氏は神奈川自民党県連の会長。今回の参院補選の候補者選びでは、かなり苦労したようだ。選挙前から暖めていた「新たなプロジェクト」への協力を要請した。もちろん「一発OK」だった。民主党の代表選挙も話題に上った。「太郎ちゃん。前原党首、強敵だよね。」「うん。これでポスト小泉は、麻生さんでも、谷垣さんでもダメだ。一太さん、やっぱり世代交代しないと。」「オレもそう思う。自民党の中でも、しっかり動きを起こしていこう。」新たに当選した議員たちの話も出た。「残念だけど…何人かはひどいのもいる、ね。」「それも、同感だな。」
 
 午後2時30分。再び参院本会議。参院でも小泉総理が「選出」された。その後、夕方まで海外出張の準備に時間を費やした。午後6時30分から勉強会。中華料理をつつきながら、有力なジャーナリストや経済人と懇談した。午後9時。都内の喫茶レストランで中国関係者とのミーティング。今年中に新たな日中交流の仕組みを立ち上げたい。
 
 あ、もう午前零時か。東京の部屋でキーボードを動かしている。明日の日程は朝の郵政合同部会で
スタートする。今日の活動レポートは、このへんにしておこう。

追伸:
1.自民党の某先輩議員から優しく注意(?)された。「君の発言をテレビで聞いた。気持ちは分かるけど、ちょっと前原を褒めすぎだな。野党の党首なんだからねえ。」そりゃあ、そうだ。そりゃあ、そうだけど、若い党首に対する民主党ベテラン(又は中二階)の意地悪を見ていると(他党のこととはいえ)ついついエールを送りたくなってしまう。

2.日韓二つの名門大学を巻き込んだ新たな「日韓若手議員交流プロジェクト」がピンチに陥った。民主党側のコア・メンバーになってもらった2人(前原誠司氏と野田佳彦氏)が最大野党の党首と国会対策委員長になってしまったからだ。(*喜ぶべきか、悲しむべきか。)党首になった前原氏にアポを取るのは、さすがに気がひける。明日、野田佳彦氏(こちらも過密スケジュールだとは思うが)に電話して約束を取ろうと思う。早急に相談しておく必要がある。

 



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