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http://www.excite.co.jp/News/odd/00081125079044.html
[メキシコシティ 25日 ロイター] メキシコの政治家4人が、貧困救済を呼びかけるキャンペーンの一環として、クモやサソリがうろつくみすぼらしい小屋で3夜を過ごした。
この企画は、リアリティTV番組「ビッグ・ブラザー」に倣って「ヴァイル(汚い、みすぼらしい)・ブラザー」と呼ばれた。小屋は棒、ブリキ、ビニール袋などで作られ、下水設備は無く、床は汚れている。
テレビの報道によれば、小屋はキャンペーンの終了に伴って壊され、以前までそこに住んでいた7人家族には新しくコンクリート製の家が買い与えられた。
この家族は5年のあいだ中央メキシコのアグアスカリエンテス州にある窮屈な仮設住宅に住んでいた。ドーナツを販売したりバスを洗ったりして一日12ドルの窮乏生活を送っていた。
「彼らにはただ動物に注意するように言いました。ヘビやサソリやクモがいますから」家族のひとりウルスラ・マルティネスさんは、キャンペーンが開始した日曜日に発言した。
アグアスカリエンテス州の政治家によるキャンペーンは、リアリティTV番組ではない。しかし、彼らの様子は毎日テレビのニュース番組で報告された。
政治家たちはリアリティTV番組と同様、労働組合のリーダーやラジオのパーソナリティらと共に、任務をこなし、生活の糧を得るために路上で食べ物を販売した。
参加者のひとりのメキシコ与党国民行動党の議員は、まだ職務を終えていないということで、小屋を立ち退くよう要求された。
「ヴァイル・ブラザー」は、州が貧しい人々のために建てる家の広さがたったの30平方メートルであることに憤ったアグアスカリエンテス州の人気ラジオパーソナリティのアイデアだ。
彼は政治家に、有権者の多くが置かれているのと同じ環境で一週間生き抜くことを求めた。
「貧困が存在するのは知っていましたが、このようなものとは」労働組合のリーダー、アルフレード・ゴンザレスは語った。
メキシコの生活費はラテンアメリカでは最高額と言われるが、それでも1億500万人の国民の半数以上が一日10ドル以下で生活しているという。
[日本語訳:野中モモ]
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