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不況が長引き、経費を掛けての余暇が愉しめなくなった。そんな中で唯一の愉しみとなったのが、あらためて金を払う必要もないテレビである。
情報はテレビからだけということになれば、テレビ局が摺り込もうしているものは、自由自在に摺り込める。東京の地上波の民放5局ほどを手なずければ、いくらでも権力の望むオツムの国民なるものを作りだせる。
これからも、この不況は続き、テレビだけを唯一の愉しみとする国民が増える事はあっても、減る事はないだろう。とすると、小泉時代はもちろんのこと、次の時代も、権力の言うがままになる国民が繁茂する。つまるところ、不況が酷くなるほど、横暴な権力にとっては、好都合な状況を得られるというわけだ。
この状態から抜け出すのには、大分時間が掛かりそうだ。今、この国に“マハトマ・ガンジー”が欲しいのだが、それは奇跡を待つことになる。しかし、我々が邪悪なテレビを退治出来れば、状況は変わる。それには田原も、岸井も、古館も、黒岩も、みのもんたも、叩き潰さなければならないが。
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