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【バトンルージュ(米ルイジアナ州)=白川義和】米政府は1日、超大型ハリケーン「カトリーナ」の被災地に、略奪行為への対処や救援のため新たに1万人の州兵を追加派遣し、空母1隻をメキシコ湾に送ることを明らかにした。
すでに現地には州兵約1万8000人が派遣されており、計2万8000人の軍投入は、米軍史上最大級の救援活動になる。
「おそらく数千人の死者」とされるルイジアナ州ニューオーリンズ市では、1日も水が引かず救援活動は難航、依然として多数の被災者が孤立している模様だ。被災地では略奪行為が増えており、警察が治安維持に追われて救援に手が回らず、警官1人が略奪者の銃撃を受け、負傷するなどニューオーリンズは無法地帯の様相という。連邦緊急事態管理庁(FEMA)も活動を一時停止した。
被災地ではハリケーン通過後は天候が回復し気温と湿度が上昇。真水が確保できず、衛生状態が悪化しており、コレラやチフスの発生も懸念されている。
一方、約2万人が避難していた同市のアメリカンフットボールのドーム競技場は、衛生状態が極端に悪化したため、31日からバスなどで560キロ離れたテキサス州ヒューストンに移動を始めた。しかし1日には、重病者などを運ぶ軍用ヘリに向けた銃撃があり、救援活動が一時中断するという事件もあった。また、フォークリフトを使って商店を壊し、略奪に及ぶ者も現れた。市役所職員までもが倉庫から備品を持ち去るなど、混乱は拡大する一方だ。
(2005年9月2日1時48分 読売新聞)
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