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ここまでブッシュとずぶずぶの「お友達」関係をやった小泉のつけは大きい。いくらFoxでも支持率では捏造していない。
日本のメディアはブッシュと小泉よいしょ報道と隠蔽はやめろ!アメリカ国民でさえ見放しはじめている事実を報道するべきだ。
ちなみに今年3月の外野さんによるこの投稿が参考になる。「郵政」を焦点に絞っている総選挙であるが、ブッシュと小泉のこれまでの、このずぶずぶのお友達関係がこれからどんなつけをもたらすのかを小泉支持派に問いただしたいものだ。
”これからも小泉首相は「日本国の代表」としてではなく「ブッシュ大統領のお友達」として、アメリカに従属していくしかない”
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/417.html
投稿者 外野 日時 2005 年 3 月 15 日 21:39:57: XZP4hFjFHTtWY
SAPIO』2005.03.09号
≪アメリカ国民は就任演説で早くも大続領を見離してしまった
80億円の米国債を抱えた日本はブッシュ政権失速で再びマネー敗戦する≫
大前研一(UCLA教授)
(抜粋)
ブッシュ大統領の2期目スタート時の支持率は50%を切り、これまで2期務めた大統領としては最低水準だった。
大統領選挙の惨敗で民主党は立て直しに30年かかるという見方もある。しかし、クリントン前大統領が再選された時は、共和党も同じようなことを言われていた。アメリカの政治の振り子は、すぐ逆に振れるのが常である。歴史を踏まえると、ブッシュ大統領の2期目は2年目ぐらいから綻びが広がるとみていたが、就任初日からレイムダック化が始まったと言えるだろう。
しかも、レイムダック化してきた時に、ブッシュ政権はキャビネットの人材が非常に薄っぺらい。留任したラムズフェルド国防長官や新任のライス国務長官ら”身内”だけで固めているから、体を張ってブッシュ大統領を守る人もいなければ、違う発想をする人もいない。これまではワシントン政界で手練れの戦略家として知られ、「ブッシュの頭脳」とも呼ばれているカール・ローブ氏という参謀(正式な肩書は大統領上級顧問兼次席補佐官)が、巧妙にブッシュ大統領のイメージを演出してきた。いわば小泉首相における飯島勲首相秘書官のような存在だが、今後はローブ氏ひとりでは防御しきれなくなり、急速にブッシュ・ファミリーは孤立していくだろう。就任式はそのプロセスが始まった日であり、おそらく2期目のブッシュ政権は4年もたずに崩壊すると思う。
■「お友達外交」というあまりに危険な関係
小泉-ブッシュのずぶずぶのお友達関係のつけ
(抜粋)
小泉首相が誕生してから、日本はいっそう気前のいいアメリカの「ミツグくん」に徹してきたからである。まず、世界中がユーロシフトしているのに、日本はひたすら米国債を買い続けてきた。今や日本は、約80兆円もの米国債を抱えている。もし、日本が5%でも10%でもユーロシフトしたら、ドルは確実に暴落する。
だが、ドル暴落で傷つくのはアメリカではなく日本などの外国である。なぜなら、米国債を購入しているのは日本をはじめとする外国勢ばかりだからである。たとえば、03年の米国債保有残高の純増額のうち日本が買い増した額は全体の44・3%に達し、日本を含めた海外勢の購入が77・5%を占めている。米国債はアメリカ国内では22・5%しか消化されなかったのである。
しかも、アメリカは国債を返済する覚悟も予定もない。というのは、ブッシュ政権の財政政策の基本が大型減税だからである。アメリカの財政赤字は過去最大の約40兆円に達している。この巨大な財政赤字を穴埋めするために国債を大量発行してきたわけで、本来それを負担するのは当然、アメリカの納税者である。しかし、ブッシュ大統領が大型滅税を継続しているということは、納税者には負担させませんよ、と言っているのと同じである。言い換えれば、アメリカは払つつもりがありませんよ、日本などの外国に負担してもらいますよ、と世界に対して公言しているのだ。
この状況が放置されてユーロシフトが加速すれば、ドル暴落は避けられないだろう。アメリカの金融アナリストの大勢は、05年中に1ドル=90円になると予想している。そこで止まらず、1ドル=50円までドル安が進むという見方もある。ドルが10%下がったら、日本が保有している米国債は8兆円目減りする。国税収入が42兆しかない時に8兆円も消し飛んでしまったら、日本にとって死活問題だ。
さらに、米軍が日本依存を強めているという問題もある。日本は世界で唯一、米軍に対して「思いやり予算」を献上しているお人好しな国だから、アメリカは東アジアに展開している米軍の主要部隊を日本にシフトしてきている。つまり、この4〜5年の間に日米関係は経済から安全保障まで、すべてが一蓮托生の運命共同体のようになってしまった。ここまできたらアメリカの51番目の州になったほうがいいのではないか、と思うほど節操がなくなっているのだ。
このような状況下では、次の首相も打ち手がない。あくまでも米国債をサポートして、アメリカもろとも地獄に堕ちるのかどうか、という選択を迫られる。ブッシユ大統領がレイムダック化すると同時に日米関係も不安定になることは避けられないから、1年7か月後の日米関係は大変な混乱に陥っているかもしれない。
(引用おわり)
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