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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050817i201.htm
米モンタナ州の約6750万〜6500万年前(白亜紀後期)の地層から、ティラノサウルスに襲われたトリケラトプスの化石を、米シェナンドア大学のジョン・ハップ博士が発見した。
かまれた跡がトリケラトプスの角などにあったが、骨が再生していたことから殺されずに生き延びたらしい。
史上最強の肉食動物とも言われるティラノサウルスは、死んだ動物を食べていた可能性が最近の研究で指摘され、生きた動物を襲っていたかどうかは議論が分かれていた。
見つかったトリケラトプスの角は、ティラノサウルスにかまれ3分の1以上が失われていた。角のほか「えりかざり」にもかまれた跡があった。
エックス線で調べたところ骨の再生が確認できた。生きたトリケラトプスを襲った証拠が確認されたのは初めて。
実際に狩りをしたと見られるティラノサウルスの歯形が見つかったのは、エドモントサウルスの尾に続いて2例目。国立科学博物館の真鍋真主任研究官は「狩りに失敗することが頻繁にあったとは考えにくく、化石が見つかるのは珍しい」と話している。
(2005年8月17日3時2分 読売新聞)
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