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どうもおかしい。大体郵政民営化など大した優先順位でないのを
わざと大げさに取り上げて、肝心なことを隠しているように思う。
肝心なこととはいわずもがな「人権擁護法案(内実は人権侵害法案)」
や「共謀罪」(以下「人権擁護法案等」と称す)のことである。
ウルフ爺さんもHPで取り上げているが、
http://www.ishiikazumasa.com/roaring/2005/08132005.html
> 郵政民営化に反対している議員と、人権擁護法案(その実人権
>侵害法案)に反対している議員が重なっているのが多いのは故なし
>とは思えない。どちらも胡散臭いからである。
小泉になってから「個人情報保護」とは名ばかりの「特権情報保護」
法がとうとう施行されてしまっている。小泉は郵政民営化の是非にと、
賛成の候補者も立てるというが、これらの候補者は人権擁護法案
等にも賛成している輩ではないのか? そもそも小泉になって行政改
革とは名ばかりで、エリート官僚の給与は上がっているという。我々
有権者は上辺だけの「改革」という美名に惑わされないようにしなけれ
ばならない。
確かなことは、選挙後に今の枠組み(自公連立)が変わらなければ、
早晩、今回は流れた人権擁護法案等がぶり返してくるということである。
選挙では人権擁護法案等へ反対していることを、選出の第一の基準と
しよう。郵政民営化などはこれに比べれば大した問題ではない。
それに宮崎学氏が東京新聞の本音のコラムで述べていたように、
http://miyazakimanabu.com/archive/column/honne127.htm
>一方、小泉派の姿は、反対派よりも醜悪に見えた。それは民営化に
>よって発生する新しい利権へのあくなき執念を見るからである。
> この国は、国鉄民営化、電電公社民営化を経験した。「民営化」で確
>かに、旧い利権はなくなったかも知れないが、その後新しい利権構造を
>つくりだしたことはまぎれもない事実である。小泉派の醜悪さは、「改革」
>なる旗印の下に結局は利権を求める思想の醜悪さに由来する。
大体構造改革というのであれば、まず第一に憲法違反の状態の現
在の自公連立を解消するのが筋ではないか ! !
再度ウルフ爺さんのページから引用するが
> 自民党をぶっ壊すのはよいが、昨日まで「政教分離だ ! !」「カルトだ ! !」
>「邪教集団だ ! ! 」と学会を脱退した山崎正友氏を講師にして勉強会まで
>開いていたのが、ただ政権欲しさによりによってその公明党を頼みに闘う
>とは、どういうことなんだ。
今回郵政民営化反対議員の対抗馬に出る輩は、政教分離に反する連立
を組んでいる小泉の要請に乗る訳であるから、例外なく胡散臭いと思わな
ければなるまい。中には靖國に参拝している議員もいるが、これまでも自民
党議員の中には靖國参拝をしながら、その実靖國を食い物にしてきた議員
も多い。真に日本の國を愛しているのであれば、そこを見極めなければなら
ない。それに小泉自身がこの8月15日の靖國参拝を見送ったことで、小泉の
二枚舌三枚舌は明らかなはずである。その上政教分離に違反しているそん
な小泉自民党に期待を持つようでは、日本人の民度が疑われるというもの
である。
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