★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ40 > 661.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
08/13 10:05 対米開戦方針、ソ連に伝達 政府内の日本人スパイ 暗号名「エコ
【モスクワ13日共同=松島芳彦】太平洋戦争が始まった一九四
一年、日本政府内部に暗号名「エコノミスト」と呼ばれるソ連の日
本人スパイが存在し、日本の対米開戦方針にかかわる重大情報をい
ち早く最高指導者スターリンに報告していたことが十三日までに、
ソ連国家保安委員会(KGB)の前身である内務人民委員部(NK
VD)の極秘文書から明らかになった。
同年十月には、東京でソ連のスパイ、ゾルゲらが逮捕されており
、ドイツと日本の挟撃を恐れるソ連が、日本の中枢部に迫る重層的
な情報網を築いていた実態を示すものだ。
共同通信が入手した内務人民委員ベリヤからスターリン、モロト
フ外相への四一年九月九日付「特別報告」によると、「エコノミス
ト」は、当時の左近司政三・商工大臣が九月二日、要人との昼食で
、日米交渉決裂なら開戦となり「九月、十月が重大局面」と明かし
たと報告。また、対米関係悪化のためソ連とは和平を維持し、外交
方針はこれらの原則を基礎に決めるとの商工大臣発言を伝えた。
その四日後の九月六日、日本は御前会議で「帝国国策遂行要領」
を決定。対米交渉の期限を十月上旬、戦争準備完了の目標を同下旬
とし、開戦方針を固めた。
「エコノミスト」の報告は、元海軍次官で機密に通じた重要閣僚
の発言を詳細に報じ、御前会議の決定をおおむね先取りしており、
対独戦に専念するため日本の対米開戦を期待していたソ連指導部に
は、極めて貴重な情報だったとみられる。
「エコノミスト」の正体は不明だが、大臣の昼食に同席、または
会話内容を直接知り得る立場にあったとみられる。東京のソ連大使
館にいたNKVD要員ドルビンと連絡しており、外交団と公に接触
できる高い地位の公務員との見方もある。
同年十一月のベリヤからスターリンへの報告書などにも「エコノ
ミスト」への言及があった。開戦後もソ連に情報を流していた可能
性がある。
20050813 1004
[2005-08-13-10:05]
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ40掲示板