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(回答先: ガルエージェンシー株式の半数以上を商工ファンドの関連会社が取得【特ダネ生情報1999年11月号】 投稿者 あらかど 日時 2005 年 8 月 09 日 10:58:02)
http://www.kinyobi.co.jp/uramadoEntries/makaroni/31
旧商工ファンドの本誌買い占め疑惑
マカロニほうれん総研(31)
平井康嗣
SFCGという会社をご存知だろうか。かつて商工ファンドと呼ばれていた中小企業を相手にする商工ローンの大手である。
大手商社出身の同社社長、大島健伸氏は法律と書類を熟知したプロフェッショナルだという。
その大島イズムにより、SFCGは事前に法的にしっかりした書類などを作成し、債権回収の手間を最小限に抑える。それによって、融資残高を上げていき確実な債権回収の金融ビジネスを展開している。試しに金融の株価欄を見れば、金融が青色吐息の最中、ぶっちぎりで1万3000円台を維持している。
言うまでもなく、SFCGの金融ビジネスはもちろん、合法である。合法でなければ、株主から資金を集めることができない。
白紙委任状+公正証書+連帯保証人をうまく組み合わせて使う。
法律に関するプロとアマチュアの認識の格差をうまくついたビジネスである。
そのSFCGについて、本誌8月22日号で報告している。取材・執筆したのはオヤジ系週刊誌でも活躍しているW記者だ。
そして、この8月22日号が発売になる金曜日の朝。
業務部に一本の電話が入ったという。
「企業の勉強会で使いたいんですが、どこに売っているんですか」。
業務のYはいくつか書店を教えたそうだ。すると、書店開店後、都内各所の書店から次々と追加注文電話が入ったそうだ。20店近くで次々と本誌が買い占められているという。
たとえば20冊納入している書店があると、3人の常連客が買った残りの17冊をごそっと買っていくという感じだ。さらに追加で入れると、さらに時間を置いてごそっと買っていくという。
特に、SFCGからほど近い日本橋の丸善からはすぐに本誌は姿を消したという…・・。
これはまさか……。
ちなみにW記者は、一連の取材の過程でSFCGの広報や顧問弁護士から「記事を売ってくれないもんかね」と頼まれたという。好青年のW記者は、さわかに、しかし、きっぱりと断ったと私に語る。
くるああ、金曜日をなめるなっての!
そんな裏話もいろいろあるが、警鐘を鳴らしたいのはSFCGの合法ビジネスである。
昔はよ
く「おじいちゃんの遺言で連帯保証人にだけはなるな」って言われたが、今は「白紙委任状と公正証書にはわからん人はサインはするな」と言っておきたい。
私も青木雄二さんの『ナニワ金融道』や『カネと非情の法律講座』を繰り返し読みこんでいなければ、この問題を取り扱うこともなかっただろう(『金曜日』に入って、その憧れの青木雄二さんに会えたときはマジでうれしかったっす)。
「失敗した日栄と成功した商工ファンドの違いとは?」については気が向けば次回に。
SFCG子会社を
高裁が断罪
SFCG(旧商工ファンド、大島健伸社長)子会社が偽造委任状を使って意識不明の地主から路線価20億円を超える不動産を手に入れていたことが、4月8日、東京高裁(大喜多啓光裁判長)が出した決定で明らかになった。
問題の舞台は横浜市瀬谷区。SFCG子会社のエス・ブイ・アイ(現ティーアンドエー)が03年10月2日、路線価で22億円におよぶ土地を約9億円で購入する契約を地主と結んだとし、所有権移転登記を行なった。ところが契約日直前に地主の大岡喜代志さんは意識を失って倒れ、回復しないまま入院先で死亡。大岡さんの意思能力や委任状の有効性が争われてきた。
今回の決定で東京高裁は、大岡さんは契約時に意思能力はなく委任状も「偽造」。倒れる以前にも「不動産を真に売却する意思はなかった」とし、さらに裁判所に提出した証拠を「違法に差し替えた」とエス社の訴訟態度も批判した。
問題の「売買」を主導したエス社の梅村泰嗣元社長は、初めて取材に応じ、「仮処分で負けることはときどきあるが、本裁判で負けることはありえない。ビジネスには助けるビジネスと喰うビジネスがあるが、喰うのはうちはやっていない」と語った。
本誌スクープ後、東京都に立ち入り調査されたエス社は不動産取引をめぐる訴訟を複数抱えており、高裁に断罪された「違法取引」とSFCGとの関与もふくめ、今後の展開に目が離せない。
(ジャーナリスト 北健一)
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