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(回答先: 「中国かぶれ」「アメリカかぶれ」こそが、日本「商」の他者学習能力だんべね 投稿者 愚民党 日時 2005 年 8 月 01 日 18:59:36)
愚民党さん、どうもです。
転載していただいている日本古代史関連の投稿を楽しく読ませてもらっています。
「公孫淵の滅亡により魏と韓半島や倭国の間に障害物は無くなった。」
『新撰姓氏録』によれば、
「750 左京 諸蕃 漢 常世連 連 出自燕国王公孫淵也 281 」
とあります。(「左京に住する常世連は、燕の国王であった公孫淵の末裔である」という紹介です。『新撰姓氏録』の史料価値はここでは問いません)
「日本書紀」神代紀に出てくる「オモイカネの神」(古事記は「常世」にいると説明)は、公孫氏グループのことを指すと考えています。
魏にやぶれた公孫氏グループは、韓(朝鮮)半島を南下し倭の領域と境を接する場所に支配権を打ちたて、交易と政治で倭と深い関係を持つようになったと見ています。
「常世」を神話世界の場所と考え、死のない生き生きとした楽園であるかのように解釈する日本古代史学者に日本古代史は解き明かせないと思っています(笑)。
オモイカネを“思慮深い神”と解釈するのも、あまりにも日本書紀に引きずられ過ぎたナイーブなものだと思っています。
オモイカネは、「重い金」すなわち鉄てい(加工用の鉄の延べ板)を意味すると考えています。
九州に政治拠点があった倭の政治的支配者(3世紀から4世紀にかけて)は、韓半島南部の公孫氏グループから原料鉄を輸入して軍事力及び経済力を高めていたと思われます。
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