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http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050611
【ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記】
これは「スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐」に関してオイラがBという雑誌に書いた原稿を映画の配給会社が添削してきたものです。
「スター・ウォーズ」の配給会社は、今回、「事前に原稿をチェックしたうえで写真の貸し出しを検討する」という方針をとっています。
で、オイラが某A誌とB誌の「連載コラム」に書いた批評が両方ともNGを食らいました。
こっちは試写会じゃなくて自腹で劇場で観てるんだがな。
両誌の担当者ともに骨のある人で、「写真を貸さないのなら写真欄空白のまま、原稿に手を加えずに載せましょう」と考えてくれたんだが、
先方はA誌に対して「このままこれを掲載するなら、今後のおつきあいも読者の試写招待もありません」と、言ってきた(これは一種の脅迫のように聞こえますよね?)。
B誌の方は同じ号に先方が広告を出していた。雑誌はクライアントには逆らえない。
文章を売る相手は雑誌社なので彼らの意向に従うのは道理だ。
従って、どちらも担当者の人を困らせないよう、書き直す方法で検討した。
A誌のほうは文末をちょっと柔らかい表現にしただけでOKが出た。
しかし、B誌のほうはいじりようがなかったので急遽別の映画について書いた。
だって、配給会社はこんなに添削してきたんだぜ。
日本の宣伝担当は「ルーカスの意向でチェックしている」と言っているのだろうが、批評までコントロールしろと言ってるはずがない。
だって、アメリカの雑誌や新聞には酷評だって載ってるけど、ちゃんと写真使ってるからね!(サンフランシスコ・クロニクル紙は徹底的な酷評だったが大きな写真をルーカス・フィルムは使用させている)。
そもそも、ルーカスはマーチャンダイジングをコントロールしたいとか、事実誤認の記事をなくしたいとは言っても、批評を統制しろなんて指示するはずがない。
それを載せたらこれこれこういう手段に出るという圧力をかけたことがわかったらアメリカでは裁判に発展する可能性がある。
以前も取り上げた牛へのホルモン投与に関して番組を制作したFOXニューズがクライアントの圧力でニュースを握りつぶした件は裁判に発展した。
タバコ会社の告発ニュースをCBSがトーンダウンした件は「イ
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