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http://www.angkor-ruins.com/ruins/bayon/html/9326.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20050705i506.htm
カンボジアの世界遺産、アンコール遺跡群を代表する仏教寺院バイヨンの中央塔が倒壊する恐れのあることが、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA、団長・中川武早大教授)の調査でわかった。
JSAでは今年から5年間の予定で具体的な保存修復計画を策定することにしている。
バイヨンは砂岩などの切石を積み上げて築いた石造建築で、二重の回廊がめぐる。高さ約45メートルの中央塔の四面には、巨大な観音菩薩の尊顔彫刻が施されているが、頭頂部の石材が一部崩落しているなど、創建当初の対称性は既に失われている。
これまでの定点観測では、石材の傾斜の経年変動量に問題はなかったが、アンコールの石造建築は豪雨や強風などの異常気象の際に、大幅な傾斜変動が生じることが、バイヨンの近くにあるプラサート・スープラ塔での調査で明らかになった。
JSAで建築構造や地盤調査を担当した地盤研究財団の岩崎好規常務理事は「バイヨン中央塔の頭頂部の石材の崩落も、こうした突発的な気象現象が積み重なった結果と推測される。塔を支える柱には亀裂の入っている石材もあり、異常気象が続けば、倒壊の危険がある」と指摘している。
JSAは、このほどまとめた「バイヨン寺院全域の保存修復のためのマスタープラン」の中で、石材の亀裂への接着剤の注入や、塔のまわりをロープで固定するなどの対策が必要と強調している。
(2005年7月5日14時34分 読売新聞)
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