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【ソウル堀山明子】ラムズフェルド米国防長官は21日、ソウルの国防省で尹光雄(ユングァンウン)国防相と会談し、朝鮮半島における有事の作戦統制権を米軍から韓国軍に返還する方向で実務協議を開始することで合意した。韓国が先月から提起していたもので、米軍側が返還に前向きな反応を示したのは初めて。
ラムズフェルド長官は共同会見で、有事の作戦統制権について「米韓両国が『移譲が適切』と判断すれば実現する」と述べ、将来的には韓国に返還する可能性があるとの見通しを示唆した。同長官は同時に「朝鮮半島周辺の安保体制を維持し、核による脅しや挑発に対する抑止力を強化する」と表明、北朝鮮の核の脅威に備えた米韓同盟の機能強化が作戦統制権に関する協議の前提になるとの見方を示した。今後の協議では、韓国の国防力増強や在韓米軍の機動力強化が焦点になるとみられる。
韓国軍の作戦統制権は、朝鮮戦争開始直後の1950年7月、国連司令官に移譲された後、78年の米韓連合司令部の創設に伴い、国連司令官を兼務する在韓米軍司令官に移った。94年に平時の作戦統制権は韓国軍司令官に返還されたが、有事については現在も米軍側が握っている。
毎日新聞 2005年10月21日 23時07分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051022k0000m030113000c.html