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中国石油天然気集団(CNPC)が19日明らかにしたところによると、同社の100%出資子会社・中油国際工程公司とカザフスタン国家石油天然ガス社が今月15日「相互了解覚書」に調印した。これによりカザフスタン国家石油天然ガス社のペトロ・カザフスタン(PK)への資本参加問題が解決した。
覚書に基づき、カザフスタン国家石油天然ガス社は国の鉱物資源開発活動の維持に向けた戦略的管理に必要なPKの一部権益を獲得するほか、対等な条件でPKのチムケント石油精製工場と製品油を共同管理する権利を獲得することになる。
双方の指摘によると、両国の国営石油会社が同協力事業に直接参加することで、対等な条件での協力パートナー関係構築が促進され、カザフスタン国内における長期的で安定した原油・製品油供給の保障に向けた環境が整えられた。
PKはカザフスタンに権益をもち、カナダに本社を置く国際石油会社で、カナダ、米国、英国、ドイツ、カザフスタンで株式上場している。油田、天然ガス田、石油精製工場など全資産がカザフスタン国内にあり、原油生産能力は年間700万トンを超える。
PKがこのほどカナダ・アルバータ州カルガリー市で開いた株主総会では、投票により、中油国際工程公司が1株当たり55ドルの買収価格でPKを100%買収する案が多数の賛成を得て可決された。投票した単元株数は4689万6714株で、賛成票の比率は99.04%に達した。
買収手続きの最終的完了には、カナダの裁判所とカザフスタン政府の承認が必要だ。買収が成立すれば、総額約41億8千万ドルの買収額は、中国企業の海外での買収案件の中で過去最高額になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2005年10月19日
http://j.peopledaily.com.cn/2005/10/19/jp20051019_54433.html