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【中国】巴金氏:国民的作家、惜しまれて100年の人生に幕
17日19時6分(現地時間)、作家の巴金氏が悪性中皮細胞腫瘍のため上海市で亡くなった。100歳だった。中国メディアは「あなたは『光』であり、『熱』であった。あなたは20世紀の良心だった」と、その死を惜しんだ。(サーチナ&CNSPHOTO)15時25分更新
Yahoo!ニュースから
写真はhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000008-scn-int.view-000より、
記事はhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000008-scn-intより引用
【中国】巴金氏:国民的作家、惜しまれて100年の人生に幕
17日19時6分(現地時間)、作家の巴金氏が悪性中皮細胞腫瘍のため上海市で亡くなった。100歳だった。中国メディアは「あなたは『光』であり、『熱』であった。あなたは20世紀の良心だった」と、その死を惜しんだ。
巴氏は1904年11月に四川省・成都(せいと)市に生まれた。学生時代に五四運動の影響を受け、同時にアナキズム思想に傾倒した。1927年、フランスに留学。
フランスで執筆した「滅亡」が帰国後の1929年に中国で発表され高い評価を得たため、本格的に作家活動を開始。特に1931年から連載を開始した「家」は、青年知識人に強い影響を与えたとされる。
抗日戦争中は各地を転々としながら作家活動を継続。中華人民共和国成立後は1960年、全国文連副主席に就任、雑誌『文芸月報』『収穫』の編集長を務めるなど、文藝界に強い影響をもち続けた。
文化大革命時には失脚したが、1977年に復活。1983年からは全国政治協商会議副主席も務めている。
代表作としては、「激流三部作(家、春、秋)」「愛情三部作(霧、雨、電)」「寒夜」「憩園」「第四病室」などがある。「激流三部作」中の「家」は映画化されている。社会の底辺に生きる人への人間愛に満ちた作風が評価され、国民的作家のひとりとして慕われた。晩年のエッセイも高く評価されている。完結したものとして最後の作品は1998年の「懐念曹禺」。未完成のままだった「懐念振鋒」は2003年になって発表された。(編集担当:如月隼人・恩田有紀)
(サーチナ・中国情報局) - 10月18日15時25分更新