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【ソウル堀山明子】韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は10日の国会答弁で、北朝鮮の核放棄の過程で北朝鮮が韓国との同時査察を求めた場合、「受け入れるのが政府の立場」と明らかにした。在韓米軍の核査察受け入れの意思を示したもので、具体的な査察対象や施設については「米韓で緊密に協議する」と述べた。
韓国は、92年発効の南北非核化宣言以前に、在韓米軍が配備する核兵器は撤去されたとの立場だが、北朝鮮は6カ国協議で在韓米軍の核兵器保有の疑惑を提起していた。南北非核化宣言では、相互査察を確認した項目がある。鄭統一相は、9月に合意した6カ国協議共同声明で「南北非核化宣言は順守、実現されるべきだ」と盛り込まれたことに触れ、「北朝鮮の核検証過程で必要ならば、宣言の規定する精神に基づき、相互査察は可能だ」と述べた。
しかし、北朝鮮は米軍の「核の傘」も問題視しており、在韓米軍基地の査察だけでなく、米軍艦艇が搭載する核兵器持ち込みについても査察を要求する可能性もある。米国は相互査察に難色を示すとみられ、査察問題が米韓の新たな懸案に浮上する可能性が高い。
毎日新聞 2005年10月11日 11時22分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051011k0000e030033000c.html