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【ワシントン笠原敏彦】北朝鮮の核問題解決を目指す6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は6日、下院外交委員会の公聴会に出席し、11月初旬に予定される次回協議での主要課題は北朝鮮の核廃棄の開始時期をはじめとした合意履行への手順に移ると説明した。また、次回協議前の自らの訪朝については、「米国の利益につながるなら訪問したい」と積極的な意向を示した。
公聴会では、ハイド委員長(共和党)が9月の前回協議で採択された共同声明に北朝鮮の要求する「軽水炉提供」が「適当な時期に論議する」という形で盛り込まれたことなどに懸念を表明。これに対し、ヒル代表は北朝鮮が軽水炉問題を「言い訳」に合意をほごにする可能性に言及しながらも、「米国に背を向けることは他の協議参加国にも背を向けることで、自らを孤立させるだけだ」と述べ、交渉戦術の正当性を主張した。
また、次回の第5回協議では、朝鮮半島の非核化に向けた実施手順が焦点になると指摘。「次は(共同声明に基づき)詳細を詰める。そこには北朝鮮の非核化やそれに応える他の参加国の行動(見返り)のタイミングが含まれる。非常に困難な交渉になるだろう」と見通しを述べた。
毎日新聞 2005年10月7日 11時06分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051007k0000e030028000c.html