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3元米兵の妻は拉致女性 レバノン・ルーマニア・タイ人 北の犯行規模裏付け ジェンキンスさん手記で判明(産経新聞)
http://www.asyura2.com/0505/asia2/msg/804.html
投稿者 路傍の石 日時 2005 年 10 月 07 日 09:54:54: UmtaF7xwcadfU
 

http://www.sankei.co.jp/news/morning/07na1001.htm

拉致被害者、曽我ひとみさん(46)の夫、チャールズ・ジェンキンスさん(65)と同様に、任務を放棄し北朝鮮に渡った三人の元米兵が、いずれも外国から拉致された女性と結婚していたことが六日、分かった。七日に出版されるジェンキンスさんの手記「告白」(角川書店)で明らかにされる。曽我さんも関係者にこの内容を話している。妻となったのはレバノン人、ルーマニア人、タイ人で、北朝鮮が世界各地で拉致をしていたことが裏付けられた形だ。
 
ジェンキンスさんのほかに、南北の非武装地帯を越えて北朝鮮側に“脱走”したのはラリー・アブシャー元上等兵とジェイムズ・ドレスノク元二等兵、ジェリー・パリッシュ元特技官の三人。
 
パリッシュ氏がレバノン人の拉致被害者、シーハム・スリダホさんと結婚していたことは分かっていたが、他の二人もルーマニアとタイの拉致被害者と結婚していたことが新たに判明した。
 
手記によれば、アブシャー氏と結婚させられたのはタイ人の「アノーチェ」という女性。タイで育ったアノーチェさんは十代後半にマカオで仕事を見つけ生活していた。帰宅途中に路地から飛び出してきた二人の男につかまり、無理やりボートに乗せられ、北朝鮮に拉致された。その際、ボートにはやはりマカオで拉致されたアジア系の女性二人もいたという。
 
一方、ドレスノク氏と結婚させられたのは「ドナ」というルーマニア人。二十代前半にイタリア人と結婚したドナさんは流産などをきっかけに離婚。その後、イタリアの芸術学校に入学した。そのころ「北朝鮮のシンパか、雇われ工作員」(手記より)のようなイタリア人の男にだまされ、北朝鮮に連れて行かれた。そこでスパイ容疑をかけられ、当局の手に落ちたという。
 
三年前の日朝首脳会談で、金正日総書記は小泉純一郎首相に、拉致は「特殊(工作)機関で日本語を教える教官が必要だったこと」や「合法的な身分を利用して韓国に潜入すること」が目的だったと説明したが、結婚目的の拉致も各地で手広く行っていた実態が浮かび上がる。日本政府が認める拉致被害者の中では、有本恵子さん=拉致当時(23)=が「結婚目的」で拉致されたことが捜査当局の調べで分かっている。ジェンキンスさんの「告白」によって、関係各国で北朝鮮による拉致に対する批判が強まる可能性もでてきた。

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