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2005年10月01日13時17分
東シナ海のガス田開発をめぐって東京で開かれていた日中両政府の局長級協議は1日午前、2日間の日程を終えた。日本政府側の説明によると、日本は中間線をまたいだ日中双方の海域で、中国側とガス田を共同開発する案を初めて伝えた。一方、中国は日本が求める中間線付近のガス田開発の停止には応じない姿勢を示したが、鉱区の資料の提供については、共同開発で両国が合意に達した後なら議論できるとの考えを伝えた。
日本政府関係者によると、日本側は中国が開発の停止や資料提供に応じることを前提に、中間線をまたいで地下でつながっていることが確認された春暁(日本名・白樺)、断橋(同・楠)と、その可能性の高い天外天(同・樫)の各ガス田を共同開発の対象とする考えを伝えた。
同時に、中国が開発行為をやめない場合は「試掘に向かうべきだとの強い意見が(日本国内に)ある」とも伝えた。中国側はこれに反発したうえで「中国の資源開発は争いのない中国側の海域で行われている」との立場を改めて示した。
日中双方は10月中に北京で次回協議を開くことで一致。中国側はこの場で、日本の提案に対する回答を伝えるとしている。中国はこれまで、共同開発について日本が主張する中間線より日本側海域のみで行うと主張してきており、議論が難航する可能性もある。
http://www.asahi.com/politics/update/1001/005.html