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(回答先: 日本は正しい歴史観で青少年を教育せよ 外交部 [人民網日本語版]【読売新聞の社説と同じような表題(笑】 投稿者 あっしら 日時 2005 年 9 月 28 日 17:35:01)
これをアラ探しと言われてもなァ。
以前にも書いた事だけれども、
アメリカ独立戦争に関して、アメリカとイギリスの教科書では記述が異なる。
ベトナム戦争に関してアメリカとベトナムの教科書では記述が異なる。
アヘン戦争に関しては中国とイギリスでは記述が異なる。
チンギス・ハーンとその後継者によるモンゴル民族の大遠征と帝国支配について、モンゴル共和国と他の国とでは記述が異なる。
(第二次大戦後は外国からの圧力によって、「チンギス・ハーンは世界を破壊した侵略者」と定義されていたが、現在は民族の英雄として再評価する運動が共和国内で行われている。)
オスマン・トルコ帝国による中東支配の歴史に関して、トルコ共和国とその周辺国家とでは記述が異なる。
ナポレオンによるヨーロッパ征服に関して、フランスとその周辺国家とでは記述が異なる。
世界史の教科書が国毎に違うのは当然なんだ。自国の歴史をしっかりと教えると同時に、「立場が変われば答えが変わる」ことも教えなければならない。
ただし、
世の中は「善と悪の戦い」だけではない。「善」と「善」、「悪」と「悪」の戦いの方が多い。
「正しいのはどちらか」
とか、
「悪いのは向こうだ。だからその対極にいる自分達は正義なんだ」
とかいうような、
善悪二元論に囚われていたのでは、却って物事の本質を見失ってしまう。