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第4次北朝鮮の核開発問題をめぐる6か国協議で妥結した共同声明は、中国が大国として自信をつけて米国に圧力を加えた結果であり、これはアジアで米中間の勢力バランスに微妙な変化が起きたことを意味すると米誌ニューズウイークの最新号が報道した。
ニューズウィーク誌は、北朝鮮の核問題が浮上して以来ここ2年間、米国が状況を統制しているかのように見えたが、第4次協議では、中国が主導権を握り米国がリードされるという変化が起きたと報じた。
米国が今月16日、中国側が提示した5回目の修正案を拒否すると、中国側の首席代表である武大偉外務次官は、その修正案が最終案だと米国に圧力をかけた。中国の断固たる態度にぶつかった米国は“孤立”することもありうるというジレンマに陥った。
米国は、この修正案を拒否する場合、6か国協議参加国のうち、唯一米国の味方である日本とともに“少数勢力”になるだけでなく、協議決裂の責任を負うことを憂慮した。しかも、イラク問題やハリケーン被害、支持率の低下で勢力を弱めたブッシュ政権は、自ら進んで妥協を希望する状況だった。米国は結局、この修正案を受け入れた。
これは、米国が初めて中国の主張に従ったケースであると同時に、消極的で優柔不断な巨人だった中国が、大国としての自信を表したケースとなった。米海軍大学のジョナサン・ポラック教授は、「中国は、自分たちがより多くのカードを持っているという点と、米国が混乱している状況を把握していた」と述べた。
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/27/20050927000007.html