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09/22 19:16 北京にスラム街3百カ所 当局の排除方針に批判も
【北京22日共同】二〇〇八年夏季五輪を控えた北京市に三百四
十六の「城中村」と呼ばれる〓(始めダブルミニュート)スラム街
〓(終わりダブルミニュート)があり、百五十万人以上が生活して
いることが市当局の調査でこのほど判明した。
市は百七十一カ所を五輪までに取り壊し、住民を退去させる方針
だが、新たな住居を提供する計画ははっきりしておらず、住民らが
行き場を失うのは必至で、専門家から批判の声が上がっている。新
華社通信が伝えた。
調査によると、スラム街の住人約百万人が地方からの出稼ぎ労働
者で、建築現場や食堂などで働いている。中国には現在、農村の再
開発などで土地を失った農民が四千万人いるとみられ、城中村に住
むのはその一部。
城中村に住む安徽省出身の男性(60)の月収は五百元(約六千
八百円)。家賃月百五十元の住居には、湿って薄暗くたまったごみ
にハエがたかっているが、「生活は農村よりも良い」と話す。
市当局は一〇年までに二百三十二カ所の城中村を排除する方針。
専門家は高級マンションなど高所得者層を対象にした住宅建設に偏
った現在の住宅行政が問題とし、「低所得層向けの安価な住宅を提
供し、住民を市に根付かせていくべきだ」と指摘している。
中国では一九八〇年代からの改革・開放政策に伴って都市化が進
行。農地を失う農民が毎年二百万人いるといわれ、都市への流入人
口が拡大している。
20050922 1916
[2005-09-22-19:16]