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以下、「日本経済新聞」(電子版)のサイトより引用する。
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20050908DXKE049108.html
(引用開始)
韓国の大韓貿易投資振興公社は8日、北朝鮮の今年の輸出入総額が15年ぶりに30億ドル(約3300億円)を超えるとの見通しを発表した。上半期は中国との貿易額が前年同期比43.3%も増加し、対中依存度が一層高まる一方、対日貿易は23.6%減と落ち込んだ。
北朝鮮の年間貿易総額が30億ドルを超えれば1990年(41億7000万ドル)以来の水準。同公社が「外国貿易」に含んでいない韓国との南北貿易を合わせれば40億ドルに達する勢いだ。
同公社がまとめた今年上半期の北朝鮮の相手国別貿易額は、トップの中国が約7億4150万ドル。対中輸出は無煙炭など鉱物性燃料が大幅に増え、輸入は肥料や機械類が急増した。
2位のタイは2.8%増の約1億4650万ドル。3位の日本は約9249万ドル。対日輸出では魚介類が60%近く減少。上位3カ国中に占める日本の割合も前年同期の15.5%から9.4%に落ちた。
同公社によると、その他の国や地域との貿易額は未集計だが、上位3カ国の合計が25.5%増の9億8000万ドル以上に達しており、このまま推移すれば年間総額は30億ドルを超える見込みという。
南北貿易も39.5%増の約4億5400万ドルと急増した。
(引用終了)
現在、北朝鮮の対日貿易総額は、この記事にあるように中国、韓国と比較した場合に低い数値にあり、日本単独での経済制裁の実施は、北朝鮮の経済にほとんど影響を与えないことは明白である。
拉致問題解決の手段として経済制裁を求める声があるが、これらの数値を見る限り残念ながら有効な手段とは言えず、逆に末端の民衆にしわ寄せが行き、日朝関係をいっそう悪化させる可能性が高い。これではたして、拉致問題の解決が実現するのだろうか?