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09/08 16:31 中国貧困地帯で銃密造 大都市流入に歯止めなし
【北京8日共同】中国青海省の貧困地帯で密造された大量の銃が
、沿岸部の大都市に流出している。週刊紙「国際先駆導報」による
と、公安当局は一九九六年以来、約八十カ所の密造拠点を捜査した
ほか、約三百九十人を逮捕、約千三百丁の銃を押収したが、密造・
密売で生計を立てようとする住民は後を絶たず、歯止めはかかって
いない。
銃の密造地は急峻(きゅうしゅん)な山々に囲まれた人口二十四
万人の同省化隆回族自治県。「中国屈指の銃密造地帯」(当局者)
で、銃の性能が優れていることから、同地産の銃は「化隆」と呼ば
れ〓(始めダブルミニュート)ブランド化〓(終わりダブルミニュ
ート)しているという。
密造銃のモデルは、一九六〇年代に中国で製造が始まった「六四
式」と呼ばれる口径七・六二ミリの短銃。週刊誌「新民週刊」によ
ると、もともと同地には狩猟用に銃が製造されていた歴史があるが
、近年の急速な経済成長に伴い「得意先」は大都市の暴力団組織な
どに移った。
地元関係者の話によると、密売業者は銃一丁を数百元で密造者か
ら買い付け、省都の西寧市なら千数百元、省外の都市なら最高一万
五千元(約二十万四千円)で売りさばく。自治県住民の平均年収は
千元(約一万三千六百円)以下で、家族ぐるみで密造に当たるケー
スが多い。治安対策専門家は「密造を根本から断つには、摘発だけ
でなく本格的な貧困対策が必要だ」と指摘している。
同誌によると、中国南部の貴州省松桃苗族自治県と、広西チワン
族自治区北海市も銃密造の大拠点。化隆回族自治県とともに「中国
三大銃密造地帯」とされる。
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[2005-09-08-16:31]