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(回答先: 脱落箇所の訂正: 投稿者 あっしら 日時 2005 年 9 月 07 日 02:32:46)
あっしらさん、御教示に重ねて深謝申し上げます。本当に勉強に成ります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
その上で、更に、門外漢の疑問を述べる事をお許し下さい。
昨日までの点について、私は、以下の様に考えます。
1.東條元首相らが米軍によって拘束された時、私は、矢張り、日本と連合国は
法的には戦争状態に在ったと考えます。何故なら、ポツダム宣言は、日本の
「民主化」や「戦犯の処罰」と言った要求を掲げて居ましたが、連合国のこ
うした要求は、当時、現在進行形であって、完全に実現されるかどうか不明
でした。即ち、現実には到底考えられない事でしたが、可能性としては、ポ
ツダム宣言の要求項目は実行されない可能性もあり、論理的には、仮に、そ
れらの要求項目(「民主化」、「戦犯の処罰」など)が履行されない場合は、
日本と連合国の関係は、バーンズ回答以前の状態に戻っていかしくない物で
した。つまり、もし、日本が、ポツダム宣言の連合国側からの要求を履行し
ない場合は、戦闘が再開されても文句が言えない状況に在ったのが、ポツダ
ム宣言受託から、サンフランシスコ講和条約締結までの間の日本と連合国の
関係であったと言って、正しい筈です。言わば、平和の「仮契約」の状態に
在った訳で、逆に言えば、日本が、ポツダム宣言の要求項目を履行し終えた
からこそ、サンフランシスコ講和条約は締結されたと考えるのが、正しい、
と、私は考えます。ですから、ポツダム宣言がいまだ履行されておらず、日
本政府が「履行します」と約束したに過ぎなかった占領期、日本と連合国は、
法的には戦争状態に在ったと私は考えますが、おかしいでしょうか?
2.そして、繰り返しに成りますが、日本と連合国が、いまだ戦争状態に在った
中で身柄を拘束され、処刑された人々は、「A級戦犯」も「BC級戦犯」も、
当時はまだ敵国であったアメリカの軍隊によって拘束され、アメリカ軍兵士
によって処刑されたのですから、やはり捕虜ではないでしょうか。彼らを拘
束し、裁判を行なひ、そして処刑したのが、日本と交戦状態になかった中立
国だったなら、捕虜ではなかった事に成りますが、講和条約締結以前に、敵
国軍隊によって拘束され、処刑された人々は、捕虜ではないでしょうか?
西岡昌紀
http://blogs.yahoo.co.jp/nishiokamasanori/