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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050830i416.htm
【シンガポール=菊池隆】アジア開発銀行(ADB、本部・マニラ)は30日、アジア地域で1日1ドル足らずで生活する極度の貧困層が、2003年に6億2100万人と、この地域の途上国人口の19・3%を占めたとする「ADB主要指標2005」を発表した。
各国の貧困対策や中国の経済発展などで、1990年より3億人減少したが、依然高水準にあり、「貧困対策が地域の最重要課題であることに変わりはない」と強調している。
極貧層が多いのはインドの3億2700万人、中国の1億7300万人で、2か国で全体の80・5%を占める。90年より中国の極貧層が2億人も減ったことで全体が大幅に改善した。ただし、バングラデシュ、カンボジア、ウズベキスタンなどで極貧層が拡大している。
ADBは、各国の1人あたり国内総生産(GDP)が2000〜04年並みに成長を続けるという最善のシナリオを描いた場合、地域全体の極貧層は15年に1億800万人にまで減少すると試算している。
(2005年8月30日22時46分 読売新聞)