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東アジアをめぐる中国とアメリカの覇権争い510
http://kaitenmokuba.livedoor.biz/archives/50187837.html
■中国核攻撃の必要性議論 インド防衛で米ケネディ政権
中国とインドの国境紛争が深刻化した1960年代前半、中国の軍事的台頭を危惧(きぐ)した米ケネディ政権内で、インド防衛のための中国に対する核攻撃の必要性が議論されていたことが、ケネディ大統領図書館が26日までに解禁した政権首脳の会話テープから明らかになった。
中国が初の核実験を強行する64年10月以前に、米政権内で中国の核施設への核使用が議論されたことは米公文書から既に分かっているが、中印国境紛争の関連でも対中核攻撃が論じられていた事実を伝えている。(中略)
一方、ボール国務次官は、対中核攻撃は米国がアジア人への核使用をためらわないかのような印象を与え「日本人、すべての黄色人種との間の大きな問題になる」と指摘している。(共同)
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(引用終了)
いま何故こんな記事がリークされたのか、である。まず考えられるのは、アメリカの中国に対する恫喝であり、戦略的なプロパガンダの可能性である。今のアメリカは、なんとしても中国を封じ込めたいのである。おそらく小泉首相の郵政民営化法案に対する対処方法も、親中派である「抵抗勢力」をあぶり出し、ひとりずつ抹殺するのが最大の目的だったように思われる。
今後も、親中派が日本の政界で勢力を持ちつづけると、東アジアでのアメリカの覇権が、間違いなく失われる流れになってしまう。9.11の選挙の結果には、350兆円の郵貯・簡保のお金だけじゃなく、東アジアの覇権がかかっているのである。覇権にはすでに無縁になってしまった日本の感性では、もはやそのことがわからない。
しかし中国は違う。中国共産党は、覇権こそが国家の中心にある。現在の日本民族と違って、ある意味で妬ましいぐらいまともな国家なのである。そんなわけで、もうひとつ、いささか不思議な中国の動きを象徴している記事を引用する。
■東シナ海ガス田、協議再開を確認 日中次官級対話
日中両政府は24日、外務省で西田恒夫外務審議官、武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官らによる次官級協議を開き、東シナ海のガス田開発問題について、エネルギー政策当局者も含めた局長級協議を早期に再開することで一致した。
東シナ海では、日本が主張する日中「中間線」付近で中国側がガス田開発を進めているため、両政府が対立。局長級協議は北京で開かれた5月の会合を最後に中断している。日本側は9月に再開するよう申し入れており、この日の協議で武次官は「東シナ海の問題は継続して協議したい。(局長級協議の)日程を調整する」と応じた。 (後略)
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(引用終了)
これは一体、どうした心変わりなのだろうか。不思議なことに、中国が協議に応じ始めたのである。なんとも不可解である。先ほど紹介した、恫喝を意図したアメリカの「プロパガンダ記事のリーク」が、さっそく功を奏し始めたのだろうか。
考えられなくもないが…でも、もっと深い見えない意味が隠されているのかもしれない。たぶん、徐々に「真実」が見えてくると思われる
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