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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050823/eve_____sya_____004.shtml
一九三七年の南京大虐殺で、中国人の「百人斬(ぎ)り」をしたと事実無根の報道をされ、名誉を傷つけられたとして、旧日本軍将校二人の遺族三人が、毎日新聞(当時・東京日日新聞)、朝日新聞、柏書房とジャーナリストの本多勝一氏らに計三千六百万円の損害賠償と謝罪広告などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(土肥章大裁判長)は二十三日、請求をいずれも棄却した。
判決は、百人斬り競争について「真否に関しては肯定、否定の見解が交錯し、歴史的事実としての評価は定まっていない」とした。東京日日新聞の記事については「虚偽、誇張が含まれている可能性がないとは言えないが、記者の創作とは認められない」と判断、本多氏の著述についても「一概に虚偽とは言えない」とした。
判決などによると、東京日日新聞は三七年、二人の少尉が百人斬り競争をしたとする記事を掲載。朝日新聞と柏書房、本多氏は七一年以降、百人斬り競争があったとする内容の本を出版するなどした。原告らは、毎日新聞が当時の記事を訂正していないことや、朝日新聞や本多氏が本を出版したことで、両少尉や原告らの名誉を傷つけたとして訴えていた。判決を受けて原告の一人は「百人斬りがなかったと明確に示されなかったことは残念」と話し、弁護団は控訴する意向を示した。
本多氏は「百人斬りは歴史上の事実。当然の結果にすぎない」と述べた。