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盗聴疑惑拡散、政界再編成にも影響？
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前号で予測しておいたように、連立政権を提案した盧武鉉大統領の意中の相手
は、やはりハンナラ党だった。もちろんハンナラ党は、けんもほろろの肘鉄を
くらわした。
盧武鉉大統領の次の一手が注目されているさなか、韓国政界のみならず韓国社
会まで震撼させる大スキャンダルが発覚した。国家情報院が金泳三政権発足以
来、大統領を除くほとんどすべての政治家と財界人を盗聴によって監視してい
たというのだ。
軍事政権を収束させ、文民政権を標榜していた金泳三政権の下で、国家ぐるみ
の盗聴監視が行われていたというだけでも衝撃的な事件だが、国家情報院は、
金大中政権下においても、政権末期の2002年3月まで盗聴監視を行なっていた
ことまで告白した。
盗聴手法も、電話盗聴はもちろん、難しいとされる携帯電話の盗聴、政治家、
財界人の出入りする料亭、高級クラブの従業員を買収して盗聴器具を備え付け
るなど、独裁国家と見間違うばかりの工作オンパレードだ。
さっそく洪錫ヒョン(火偏に玄)（ホン・ソクヒョン）駐米大使（盗聴当時中央
日報社長）の首が飛んだ。97年大統領選挙を前にして、李鶴洙（イ・ハクス）
サムソングループ副会長に、大統領候補に不正政治資金を渡すことをアドバイ
スしている会話内容を暴露されたのだ。ほとんどが盗聴対象になっていた与野
党政治家は戦戦恐恐だ。
事件に対して与野党とも及び腰であるのとは対照的に、ひとり真相解明に積極
的なのが盧武鉉大統領だ。与野党の実力者がすべて盗聴対象であった時期、盧
武鉉大統領は落選続きの浪人の身で、政界復帰は絶望視されていた。おそらく
盗聴対象にもならなかったに違いない。事件に関しては完全にフリーハンドの
立場だ。まさに「禍福はあざなえる縄のごとし」だ。
政界の一角でささやかれているのが、連立提案から始まった盧武鉉大統領の「
さよなら湖南」路線が、盗聴事件を契機にますます加速されるのではないかと
いう声だ。事件の膿を出し切ることによって金大中前大統領の影響力を完全に
遮断するのではないかというのが、与党内の多数を占める湖南出身議員の懸念
だ。くしくも金大中政権で国家情報院企画調整室長を務めたのは、「金大中政
権を作った後の人生は余生」であると公言する文喜相（ムン・フィサン）ウリ
党議長だ。
日本のマスコミ論調では、「盗聴事件は盧武鉉政権に打撃」とする見方が圧倒
的だが、筆者はその反対と見ている。今の盧武鉉大統領が、ロッキード事件発
覚当時の三木武夫元首相にダブって見えて仕方がないのだが。
http://blog.mag2.com/m/log/0000129142
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これもノムヒョン独特の「戦略」なのかな？
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。