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6カ国協議・中国代表団の秦剛報道官は4日午後7時、北京釣魚台の報道センターで、協議の現状を次のように説明した。
▽協議の進展について
6カ国協議は1つの過程であり、朝鮮半島の非核化という目標に向かって絶えず前進している。今回の協議で、当然ながら意見のくい違いはある。しかし各代表は、これまで3回の協議で達成した合意をさらに確認した。それぞれが、対話によって朝鮮半島の核問題を解決すると改めて強調し、全代表が6カ国協議というプロセスを支持している。さらに、各代表は非常に多くの問題で互いに理解を深めた。今回の協議の期間中、各代表はかなり緊密に協議を行った。ざっと数えてみても、各代表はこれまでに72回の2国間協議、もしくは接触を行っている。
協議は11日目に突入する見通しで、過去3回の開催日数の合計に達することになる。なぜ今回の協議がこれほど長引き、決着を急がなかったか、もしくは協議が不調に終わらなかったか。それは、各代表が一つの共通した願いを持ち、そのために努力しているからだ。今回は、協議のカギを握る重要な問題について全員が十分に意見を述べ合って、しかも共同文書の作成を一つの選択に含めている。このこと自体が、一つの進展である。
協議でくい違いが出るのは、ごく当たり前のことだ。各代表は意見の相違に直面しても、落ち着いて忍耐力を発揮し、他方の立場や考え方に、真剣に耳を傾けている。ごく実務的な態度で意見の対立に向き合っている。このこと自体が、6カ国協議が少しずつ成熟し、深まっていることをよく表している。
▽米朝間の意見対立と、両代表が直接接触した可能性について
米朝が接触している可能性は否定しない。協議会場では、各国の代表がいつでもどこでも接触できる。このような接触の方法は、多種多様にわたる。
▽6カ国協議の成果を得るための中国の奮闘ぶりについて
ホスト国と参加国を兼ねる中国は、いろいろな方法で、各レベルにおいて各方面と幅広く、踏み込んだ協議と接触をし、意思疎通や調整を図っている。中国は、各代表が打ち出した立場や主張を整理し、合意をまとめている。まだ解消されていない相違点については、各代表と意見を交換し、それぞれが受け入れられる方法を協力して探っている。これまでのところ、中国は他の5カ国の代表と42回の2カ国協議を行った。内訳は、米国14回、朝鮮11回、日本7回、ロシア6回、韓国4回である。(編集CS)
「人民網日本語版」 2005年8月5日
http://j.peopledaily.com.cn/2005/08/05/jp20050805_52462.html