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報道陣に囲まれる米国のヒル国務次官補(4日朝、北京で)=代表撮影 【北京=池辺英俊、五十嵐弘一】北朝鮮の核問題を巡る第4回6か国協議は10日目の4日午前、議長国・中国を中心に各国間の2国間会談が行われ、共同文書のとりまとめに向けた調整が続けられた。
焦点は、中国が、参加国で唯一、第4次草案の受け入れを拒否している北朝鮮を説得できるかどうかに絞られている。だが、北朝鮮は、核放棄の対象から平和利用目的の核開発を除外することなどを強硬に主張していると見られ、調整の行方は不透明だ。
米国首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補は4日朝、北京市内のホテルで記者団に、「(北朝鮮を除く)5か国間では合意に達しており、さらに別の草案が必要かどうかわからない」と述べ、新たな草案の必要はないと指摘。さらに、「北朝鮮の見せかけの核放棄を許すような状況は認められない」として、文書には完全な核放棄が明示されなければならないとの考えを強調した。
日本の首席代表を務める佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は4日朝、記者団に、中国側の努力に期待感を示した上で、「多くは北朝鮮が重要な決断をして、まとめる用意があるかどうかにかかってくる」と述べ、文書採択にこぎつけられるかどうかは北朝鮮次第との考えを強調した。
また、韓国首席代表の宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商次官補は同日朝、「根本的な問題で調整ができていない」と述べた。
一方、タス通信によると、一時帰国していたロシア首席代表のアレクセーエフ外務次官は4日、北京に戻り、協議に復帰する。
(2005年8月4日13時54分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050804i205.htm