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* 2005.08.03 Wednesday * 13:59
* Kaisetsu
共同文書4次草案、米が受け入れ表明…6か国協議
http://blog.kaisetsu.org/?eid=114097
◆東アジアの非核化へのプロセスは、新しい段階へと進んでいくようだ。
(資料)
共同文書4次草案、米が受け入れ表明…6か国協議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000007-yom-int
【北京=菱沼隆雄、池辺英俊】北朝鮮の核問題をめぐる第4回6か国協議で、米国首席代表を務めるクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は3日朝、北京市内のホテルで記者団に、議長国・中国が前日提示した共同文書の第4次草案について、「極めてよい草案だ。これが最終案となるべきだ」と述べ、3日午後3時(日本時間同日午後4時)から北京の釣魚台国賓館で開かれる首席代表会合で、米国が草案を受け入れる考えを明らかにした。
さらに、「北朝鮮にとってより良く、より安全な未来がどこにあるかは明白だ。彼らが正しい方向に進むことを望む」と述べ、平和利用の核計画を廃棄対象に含めることに抵抗している北朝鮮に、草案を受け入れるよう強く求めた。
また、日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は同日午前、記者団に、「交渉はいよいよ大詰めにきている」とした上で、「合意達成に向けて全力を尽くしたいが、多くは北朝鮮の態度、出方による」と述べた。
各国は首席代表会合に先立ち3日午前、本国との調整や日米など2国間会談を通じた意見交換を行った。
韓国の聯合ニュースは同日、共同文書は昨年6月の第3回協議で発表された「議長声明」より一段格の高い「共同声明」とし、核廃棄と検証、日米による対北朝鮮関係正常化推進など6項目で構成されると報じた。(読売新聞) - 8月3日13時31分更新
◆初期の段階での大方の予想を覆して、6カ国協議は、著しい進展を遂げようとしている。
◆この大きな理由は、このブログの読者は、とっくに、分かっているはずだ。
(参考)
◆6カ国協議(実質、日本を除外した5カ国協議)は進展の可能性が大きい
http://blog.kaisetsu.org/?eid=77905
◆韓国は、日本の経済支援なしでの、南北統一に踏み出している可能性が在る
http://blog.kaisetsu.org/?eid=98505
また、ODA ウォッチャーズは、7月23日早朝の時点で、
◆小泉氏と安倍氏の「2ちゃんねる」外交の結果、日本の完全敗北になった。東アジアの今後50年程度を決定するであろう、利益配分の会議が、実質的には、米国と中国、そうして韓国とロシアの間で、今、現在、調整され、日本は全くの蚊帳の外に置かれたままだ。郵政に固執する小泉政権の、亡国政治が、まだ、国民には見えないのだろうか。賢明さを失えば、当然、没落するのが道理である。ODA ウォッチャーズ
と書いているが、修正の必要はない。
◆今回の素案で、日本を除く5カ国、特に、韓国、朝鮮民主主義共和国、中国は、未来志向の方向で文案を獲得できたが、日本のみは、「現状の確認」に留まることになるだろう。
◆現状が、閉塞感を持って考えられ、日本にとって、必ずしも、良いとは言えない状況での、「現状維持」は、後退に等しい。
◆今後は、米朝両国の直接交渉が、進展の基軸となり、それを、韓国と中国がフォローする展開が定着するのではないか。
◆韓国、中国は、確かな、東アジアの将来を具体的に構想することで、戦略を立てている。
◆佐々江氏は、偉そうに、「交渉はいよいよ大詰めにきている」と言っているが、ずっと、蚊帳の外で、一般のマスコミと同じような評論家になったのだろうか。厳しい日本の外交的失敗の影響を、国民に伝えるべきだろう。「ミサイルが日本に向けられ、日本の懐を脅しで狙う」構造は、より確定してきたのである。「核」の恐怖から抜け出たのは、韓国と米国だけである。