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(回答先: 拉致問題は今後も提起 6カ国協議で首相 [産経新聞−共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 7 月 27 日 02:16:13)
【北京=笠原健】北朝鮮の核開発をめぐる六カ国協議は二十七日午前、北京市内の釣魚台迎賓館で全体会合を開催、各国が基調演説などを行い、同日昼前に終了した。全体会合終了後、ロシア首席代表のアレクセーエフ外務次官は「一応の結論が出る可能性がある」との見通しを示した。午後は参加各国が二国間協議を行う。共同文書作成作業も議長国・中国を中心に始まる見通しだ。日本政府は、基調演説でも、引き続き日本人拉致事件の解決を求めたが、米国を除き各国は拉致事件を議論の対象にすることには冷ややかだ。
基調演説では、二十六日に「戦略的決断の準備が整っている」と発言した北朝鮮がどこまで踏み込んだ発言をしたかが注目されるが、詳細は明らかになっていない。
全体会合に先立ち、日本政府首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長は同日午前、市内のホテルで記者団に対して「日本の基本的立場を踏まえて対応する」と述べ、基調演説では核、ミサイル、拉致の包括的解決を求める考えを示した。
だが韓国首席代表の宋旻淳外交通商次官補は全体会合開始前、「その問題(拉致事件)を取り上げれば、協議にどのような影響を及ぼすかは日本自身が知っているはずだ」と改めて日本側を牽制(けんせい)した。ロシアも日露個別協議で、拉致事件を取り上げることに反対し、中国も「拉致事件は日朝間双方で妥当に解決されることを希望する」との立場を示している。
政府は北朝鮮との個別協議の実現を目指して二十五、二十六の両日、佐々江局長が北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官と短時間接触。二十七日も北朝鮮に個別会談を呼びかける方針だが、実現のめどはたっていない。
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小泉純一郎首相は二十七日昼、北京で開かれている六カ国協議での、北朝鮮による日本人拉致事件の取り上げ方について、「各国は拉致(事件)より(北朝鮮の)核(開発問題)だ。最大の関心事だから。そこが難しい」と述べ、六カ国協議の全体会合で拉致問題を本格的に議論するのは困難との認識を示した。
首相はまた、「拉致問題は日朝二国間の問題だ」と述べたものの、「北朝鮮は今のところ(日朝の二国間協議を)拒否している」とし、北朝鮮に対し引き続き日朝協議開催を働きかけていく考えを示した。首相官邸で記者団に答えた。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/28int001.htm