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[たけ(tk)のコメント]
CIAが北朝鮮の核実験の可能性を強調したのは、
北朝鮮の唯一のカードである核カード値段を高くして、
北朝鮮がテーブルにつきやすいように動機づけるためであった。
いま、CIAが核実験の可能性を否定したのは、
北朝鮮がテーブルについたので、
北朝鮮の唯一のカードである核カード値段を安くして、
アメリカが有利な交渉をするためである。
アメリカの外交は、ポーカーゲームの騙し合いである。
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http://www.kamiura.com/new.html
米紙報道 「北朝鮮核実験、可能性低い」 CIA,4月に議会へ見通し (朝日 7月27日 朝刊)
[概要]25日のニューヨーク・タイムス紙は、米政府が衛星写真に基づいて核実験用と見ていた北朝鮮東北部のトンネルについて、CIAは4月26日の段階で米議会に、核実験の可能性は低いとの見通しを伝えていたと報じた。核実験の兆候については、米紙ウォールストリート・ジャーナルが4月22日に、米政府が中国に「緊急連絡」として伝えたと報じた。さらにニューヨーク・タイムズ紙が5月6日付けで「核実験の準備が本格化」と報じている。
そのような「核実験」情報は、衛星写真の分析の誤りやデータの不足から生じたミスで、外部に伝える情報ではなかったという。今回の記事では5月の記事が事実上誤りだったとして、経緯を検証した。
[コメント]この情報は当初、北朝鮮の6カ国協議への復帰を促すために、米政府から中国政府や日本政府に伝えられたという。しかし5月初旬からニューヨークで開催された核拡散防止を話し合う国際会議に投げられた爆弾でもある。ブッシュ大統領が推進する小型核兵器の開発から国際世論の目をそらさすためである。
(ブッシュ大統領が開発を進める小型核兵器は、北朝鮮が非武装地帯に脇の地下に配備している大量破壊兵器(B・C兵器)の陣地を破壊するためが、第1の開発理由である)
ところでこの米紙の報道を受けて、日本のマスコミの過熱ぶりが凄かったのはご存じの通りです。そのような状況で私は、「この情報は誤り、北朝鮮は核実験をおこなわない。北朝鮮がニセ工事でアメリカを挑発しているか、CIAが誤情報を意図的に流している」と主張してきた。
といっても私に確かな情報はなく、今までの経験や知識だけが頼りの「やせ我慢」の主張でした。テレビやラジオで話した後、「これで核実験を行えば私は終わりだな」と何度か考えたことも事実です。自分の知識と経験で得た結論(主張)だから、それで死ねば本望と考えることにしました。だから中国や韓国が、相次いで「北朝鮮に核実験の兆候はない」と発表したときは、正直ホッとしました。
どうして確証がないのに、そこまで頑張れるのかと問われれば、確証を待っていれば遅くなるからです。この場合、確証を持っているのは北朝鮮とアメリカのCIAです。中国や韓国は何らかの手段で確認作業を行う必要があります。その確認期間に2〜3週間は必要になるでしょう。北朝鮮当局がわざとウソをいう可能性があるです。北朝鮮の信頼できる情報筋と複数の確認作業を行い、できれば現地を視察する程度の調査活動が必要なのです。むろんCIAは共鳴効果でマスコミが北朝鮮の核実験は可能性が高いという報道を期待しています。
しかし日本で中韓の確認をまつ間、「北朝鮮が核実験を行うのは00記念日の0月0日だ」というような記事や報道が溢れることになります。その中には、北朝鮮の核実験施設の内部をイラスト化したものも現れてくるのです。火事は火が小さい内に消すのが大事です。そこで私に確証はないのだが、今までの知識と経験で「やせ我慢」の主張をして自分に賭けるのである。自分を騙すことができないのです。そして密かに失敗を恐れて震えることになります。それでまた「やせ我慢」をすることになる。今までにそんなことをいろいろなテーマで何度も繰り返し、やっと生き残ってきたような気がします。