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2005.07.26
Web posted at: 11:25 JST
- CNN/REUTERS
北京――北朝鮮の核問題を巡る第4回6者協議は26日午前、北京の釣魚台迎賓館で開幕した。協議再開は13カ月ぶり。朝鮮半島の非核化へ向けた枠組み作りを探る一方で、北朝鮮にほかの5カ国がどういう条件で見返りを提供するかが焦点となる見通し。
協議冒頭の挨拶で、米国首席代表のヒル国務次官補は、「核兵器は北朝鮮の安定を損ない、地域の緊張を高める」と強調し、検証可能な核の完全放棄を要求した。その上で、「北朝鮮の主権尊重は当然のことと考える。米国には北朝鮮を侵略あるいは攻撃する意図は全くなく、この(6者)協議の文脈において北朝鮮と二国間で話し合う用意はいつでもある」と述べ、北朝鮮が核開発凍結の前提条件として要求している「体制保証」について言及した。
北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は冒頭発言で、「朝鮮半島の非核化を実現するため実質的な前進の達成が基本」と述べた上で、これには「参加各国の強い政治的意志と戦略的決断が必要」だと強調。北朝鮮にはその用意があると述べた。
6者協議再開に先立ち、25日には米国と北朝鮮が二国間で会談。ヒル次官補と北朝鮮首席代表の金桂官(キム・ゲグァン)外務次官が同迎賓館で約1時間にわたり会談し、「朝鮮半島の非核化」の定義などについて議論した。
米国務省のマコーマック報道官はワシントンで会見し、会談の雰囲気は「実務的だった」と話した。
25日夜までには、米朝のほか、日韓、日中、米韓、南北などの2国間協議も行われた。
25日午後6時半(日本時間午後7時半)からは同国賓館で6者協議の議長国・中国の李肇星外相主催による夕食会が開かれ、協議が事実上スタートした。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200507260004.html