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2005.07.21 Thursday
東アジアの将来の基本的枠組みを決める会議で、日本政府は蚊帳の外に置かれる
author : Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=91625
◆今、直に、小泉氏を首相から外さないと、日本は、決定的な会議での発言権を封じられたまま、東アジアの、今後、50年、100年の枠組みを、米国と朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国、中華人民共和国、ロシアによって、決定されてしまう。
日本は、恰も、敗戦国のような扱いをされる。
◆ここに至ったのも、全て、田中均氏、小泉氏、安倍氏、山崎拓氏などの、場当たり的外交の結果であるが、もはや、ドン詰まりの状況に至っている。中国、韓国は、完全に、現在の日本政府を信用していない。また、米国も、G4以降の日本外交に、極めて正当な疑念を抱いている。ロシアも、鈴木宗男氏の事件以来、安倍氏、小泉氏の外交スタンスに疑問を持っている。
◆一番の黒子である、田中均氏は、素早く、篭の中から逃げた。
◆今回の6カ国協議は、この会議で、東アジアの覇権の動向の基本的な枠組みが事実上、決定される重要な会議だ。米国は勿論、韓国も、中国も、十分に根回しと合理的緻密な戦略を持って望んでいる。
◆ODA ウォッチャーズは勿論、本来の外交の専門家は、口を酸っぱくして、こうした事態を予測し、警告を何度も何度も出している。「2ちゃんねる」系や、感情的な排外主義者は、今もって、本来の日本の国益を失う言動を繰り返している。この匿名の、無責任な刹那的な感情の発露、言葉の汚物が、ネットと翻訳機を通じて、アジア各国、特に、中華系と韓国系のネットに流布する。
◆国際政治は、高度に洗練された知的なゲームだ。日本以外の諸外国では、多くの秀才と天才が、緻密なデータを分析し、まずは、自国の経済的利益と自国民の保護を最大限に重視して、政策を練る。これが、該当国の権力者の権力維持にも直結する。ところが、日本は、日本を破壊する行為を、日本国民は喜んで鑑賞している。スリルを楽しむ時期は、過ぎている。もはや、実は、国家破産も含めて、デッド・ラインを越え始めているのだ。