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2005.06.29
Web posted at: 19:32 JST
- CNN/REUTERS
北京――ロイター通信などによると、中国東部の安徽省池州市の中心部で26日、数千人規模の住民と警察が衝突し、警察車両が放火で炎上、近くのスーパーマーケットが略奪されるなどの暴動に発展した。地元紙によると、この騒ぎで警官6人が負傷した。
中国各地では最近、警察と民衆の衝突事件が目立っている。増大する貧富の差が背景にあるとの見方もある。国営・新華社通信は26日の暴動について、「犯罪者グループが大衆を煽った」結果としている。
池州市の騒ぎは、10代の少年が車にはねられたのがきっかけとなった。車に乗っていた複数の男たちはその後、派出所へ連れていかれたが、騒ぎを目撃した群衆が派出所へ押し掛け、男たちを引き渡すよう要求。男たちの日本製乗用車に放火するなどの騒動に発展した。
その後、近くにあった警察車両3台も同じ被害を受けた。武装警官が規制しようとしたが、群衆は投石や爆竹で対抗。近所のスーパーを襲い、窓などを破壊して、略奪を始めたという。
武装警官がさらに到着し、騒ぎは26日夜になってようやく収まった。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200506290025.html
中国・安徽省で1万人暴動 スーパー襲うと香港紙報道
2005年06月28日23時52分
28日付の香港各紙によると、中国東部の安徽省池州市の中心部で26日午後、住民と警察が衝突、警察車両や派出所が焼かれ、近くのスーパーマーケットが略奪された。暴動は10時間に及び、約1万人が加わったとみられるという。最近、中国各地で警察と民衆の衝突事件が増加している。
池州市では高校生が乗った自転車と乗用車が接触、運転手が高校生を殴ったことから、目撃した群衆が運転手を取り囲んで騒ぎになった。群衆は車に爆竹を投げ入れ、警察車両をひっくり返すなど騒ぎ出し、夜になって派出所に放火、近所のスーパーの略奪を始めた。
地元紙池州日報(電子版)によると、警官700人が夜11時ごろに群衆を解散させたが、投石などで警官6人が軽いけがをした。現場で約10人が拘束され、高校生を殴ったとされる運転手も逮捕されたという。
市政府と党委員会は27日、緊急会議を開き、「社会矛盾を不法分子に利用されないよう、事件の真相を住民に知らせ、社会の安定をはかるように」と指示したという。
http://www.asahi.com/international/update/0628/016.html
住民暴動を新華社報道 安徽省、警官多数が負傷
29日の新華社通信は、安徽省池州市で26日起きた住民暴動について初めて報道、住民と警察の衝突で多数の武装警官らが負傷したと伝えた。中国の大手メディアが暴動について報じるのは珍しい。
報道によると、同日午後、路上で起きた殴打事件の当事者4人を警察が連行したところ、一部住民に扇動された群衆が交番を取り囲み、窓ガラスを破壊。さらにスーパーを襲撃して商品を略奪し、車4台を壊した。事態を重視した安徽省の幹部が現場に駆け付け、夜11時すぎにようやく沈静化したという。(共同)
(06/29 16:10)
http://www.sankei.co.jp/news/050629/kok064.htm