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2005/06/29 08:31
【ソウル28日近藤浩】韓国の鄭東泳統一相は二十九日に訪米、先の北朝鮮の金正日総書記との会談内容を直接伝え、北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の早期再開に向け意見交換する見通しだ。これに関連し韓国の有力紙、東亜日報は二十八日、鄭統一相が金総書記に対して、核廃棄時に大規模なエネルギー支援を軸とする「重大な提案」を行っていたと報じ、鄭統一相がこれを米国側と協議すると伝えた。
鄭統一相は、兼務する国家安全保障会議(NSC)常任委員長の立場で七月三日まで訪米。チェイニー副大統領、ライス国務長官、ハドリー大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談する方向で調整している。
鄭統一相は十七日の金総書記との会談で「米国がわれわれを交渉相手として認定、尊重するなら七月にも六カ国協議に出る」との発言を引き出した。二十一−二十三日に開催された南北閣僚級会談も取り仕切ってきた。特に金総書記の反応などを伝え、六カ国協議再開について意見調整する。
一方、鄭統一相は二十七日、金総書記との会談で提示した核放棄時の「重大な提案」について、「すでに米側に提示した」と説明した。
「重大な提案」の内容について、東亜日報は《1》米国が中断した対北重油支援の再開《2》朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)を通じた軽水炉建設の再開などエネルギー支援が柱で、送電線建設のため日本と中国から資本を導入する案も提示したと報じ、第二次世界大戦後の欧州復興計画になぞらえて「北朝鮮版マーシャルプラン」とした。
また、食糧問題を根本的に解決するため、ロシア沿海地方に北朝鮮住民による大規模農園も造成。シベリア鉄道と朝鮮半島縦断鉄道を連結し、北朝鮮に北東アジアの物流基地を整備する案も示したと報じた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050629&j=0026&k=200506295401