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朝鮮戦争55周年、北朝鮮が対米非難を自制
2005/06/25 10:18
【ソウル25日聯合】6月25日に朝鮮戦争勃発55周年を迎えるにもかかわらず、北朝鮮の対米非難が目立って減ってきている。北朝鮮はこれまで、開戦の6月25日から休戦の7月27日までを「反米闘争月間」と定め、米国に対する国民の敵対心をあおりながら激しい対米非難を展開してきた。特に今年は55周年と節目の年であるという点で大々的な内部行事が行われると予想されてたが、今のところほとんど目立った動きが見られない。
6月25日を翌日に控えた24日、北朝鮮では特別な行事もなく、労働新聞が「朝鮮戦争を引き起こした責任からは絶対に逃れられない」と題した論評で米国の戦争責任論を主張するにとどまった。北朝鮮メディアはむしろ、第15回南北閣僚級会談の成果を相次いで報じ、6・15南北共同宣言5周年の雰囲気を維持している。
北朝鮮がこのように対米非難を控えているのは、金正日(キム・ジョンイル)総書記が6カ国協議復帰の意思を言及するに伴い、北朝鮮なりに軟化した雰囲気を作り出すためとみられる。また、駐国連北朝鮮代表部が7月中の6カ国協議復帰を前提条件に「暴政の前哨基地」という用語を使用しないよう米国に要求してからは、朝鮮戦争や核問題などを論じ米国を非難する公けな活動が大幅に減っている。北朝鮮への不用意な発言の自制を求める一方で米国を非難することで、反撃の機会を与える可能性を考慮したものと解釈される。
ある脱北者は「6カ国協議再開の雰囲気が高まっている中、北朝鮮が米国との関係を配慮し対米非難を自制しているようだ」としながらも、内部では各機関による反米教育事業が依然として続いているとの見方を示している。
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=142005062404200&FirstCd=06