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2005年06月20日22時51分
共同記者会見で韓国の盧武鉉大統領(右)の演説を厳しい表情で聞く小泉首相=20日午後5時32分、ソウル市内で
韓国の盧武鉉大統領(右)の出迎えを受ける小泉首相=20日午後3時、ソウル市内で
小泉首相は20日、ソウルの青瓦台(韓国大統領府)で盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と約2時間会談した。大半を歴史認識をめぐる問題での意見交換に費やし、大統領は首相の靖国神社参拝について「この問題が日韓の歴史問題の核心だ」と述べて再考を促すとともに、新たな追悼施設建設の検討を進めるよう要請。これに対し首相は「戦争の美化や正当化でなく、二度と戦争を起こしてはいけないという気持ちで参拝している」などと語り理解を求めたが、靖国問題をめぐる溝は埋まらなかった。
両首脳は、第2期の日韓歴史共同研究委員会を発足させ、教科書記述の研究を対象とする小委員会を設けることでは一致。次の首脳会談を年内に日本で開くことでも合意した。
日本政府が検討するとしてきた新たな追悼施設建設については、大統領が会談後の共同記者会見で、事前の事務当局間の合意点として、「首相が日本の国民世論など諸般の事情を考慮し、検討していく」ことが確認されたと述べた。首相は共同記者会見では追悼施設建設について触れず、このあとで記者団に「事前に調整済みで、会談では話が出なかった」と語った。
日韓双方の説明によると、会談では歴史認識問題について大統領が「北東アジアでの平和と安全の秩序構築のためには、日韓の信頼が何より重要だ」と述べた。さらに「日本側が過去の不幸な歴史を反省し、そのような歴史が繰り返されないという確信を行動で示すことこそが信頼の基礎となる。日本の要人から信頼を崩すような言動が繰り返されてはならない」と語った。さらに「歴史認識に対する根本的な問題が解決されなければ、少しでもきっかけがあれば、両国関係が爆発する余地がある」と語った。
首相は「韓国国民の過去をめぐる心情を重く受け止めており、過去の問題への姿勢を実践で示すとともに、一時の意見の違いはあっても元の軌道に戻して未来志向で前に進めたい」と述べた。
大統領は会談で首相の靖国参拝中止を直接は求めなかったものの、「靖国神社には、過去の戦争を自慢したり栄光に思ったりするような展示があると聞く。首相が参拝をどう説明しても、やはり過去を正当化するものと理解する」と述べた。首相は「不戦の誓いから自分は参拝した。我が国は戦後一貫して、民主主義に支えられた平和国家として専守防衛に徹してきた」と説明して理解を求めた。
また、大統領は日本の扶桑社の歴史教科書の採択率に関心を持っていることを伝えた。
大統領は記者会見で歴史問題について「率直かつ真摯(しんし)に意見交換したが、合意には達していない」と述べた。
このほか会談では、首相が朝鮮半島出身の民間徴用者の遺骨返還や、在サハリン韓国人や在韓被爆者への支援などについて日本政府の取り組みを伝え、大統領はこれを評価。北朝鮮の核問題では6者協議の早期再開を目指すことや、日米韓の連携の重要性を確認した。
http://www.asahi.com/politics/update/0620/005.html
【ワヤクチャ】
やはり、靖国神社の性格を無視していくら小泉が不戦の誓いの為に参拝したと言っても韓国としては納得できない。
この事を小泉は理解しないといけないのだが、分かっていて頑張るしか無いのだろう。
この論理のすれ違いを世界の人々はどう見るのか?