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「大紀天時報」から貼り付けます。
http://www.epochtimes.jp/
(貼り付け開始)
第2面
中国での宗教活動は政府登録制
未登録の活動は取り締まり
地下キリスト教会600人拘束 中国吉林省
米国ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ」6月10日によると、中国当局はこのほど、吉林省の未登録の地下キリスト教会を百カ所以上家宅捜査し、600人ほどのキリスト教会を拘束したという。逮捕者の中の多くは学生と大学教師であった。
キリスト教徒の権益を守ることを目的とする「中国援助協会」(CAA、本部・米国)からの情報によると、今回の逮捕は5月25日に行われ、未登録の地下キリスト教会を対象としたものである。
当協会の責任者の話によると、当局は大学における地下教会の影響力を無くすため、今回の行動をとったという。吉林省では、韓国の宣教師による活動が最近活発になっているようだ。
大学のほかに、農村部の家庭教会も時折、突然捜査されている。中国当局は国内のキリスト教会に対して、政府支配下にある「三自愛国会」への加盟を強要している。
今年3月、中国政府は新しい宗教管理条例を作り、全ての宗教活動を政府に登録することを義務付けた。しかし、多くの地下教会のメンバーは加盟を拒否している。
第4面
神父の釈放に潜む 中共の目的
アメリカの民間資金会によると、中共当局により収監されていた趙克勲神父(75歳)は6月1日釈放されたという。趙神父は今年3月30日河北省宣化地区沙地房のある家庭で行われた宗教集会に参加したが、帰りに連行され、宣化地区にある拘留センターに拘束された。
中国では、政府による認可登録を受けないローマ教皇に従うカトリック教会は全て不法教会とされ、それらはいわゆる地下教会とか家庭教会と呼ばれている。基金会の資料によると、中国で収監されたり軟禁されているカトリック教徒の主教、神父そして聖職につく者は約四十名にのぼる。同基金会の会長は、中国が趙克勲を釈放したのはわずかな例に過ぎず、収監されているほとんどのカトリック聖職者はまだ釈放されていないという。例えば河北省宣化県で今年1月3日に連行された趙振東主教はいまだに行方不明である。
アメリカの民間組織「中国宗教迫害真相調査委員会」の創設者である李世雄氏は、中国が1、2名のカトリック神父を釈放するのは、じつは宗教政策を緩和したように見せかけているに過ぎないとの認識を持っている。彼は、「共産党が聖職者を逮捕したり釈放したりするのは、全て宗教を弾圧する上で有効であるから釈放するのであり、釈放は決して規制緩和の一環ではないのです。このことをはっきり認識しておかなければいけません。共産党は、誰かを釈放したことを世界中にメディアに報道させる一方、釈放報道の裏でさらにたくさんの人々を逮捕することにより、宗教弾圧と、宗教弾圧の事実から人々の目をそらせるという二つの目的を達成しようとしているのです」と言う。
中国は1951年から国内のカトリック教会に対してバチカンのローマ教皇との関係を断絶するよう要求している。資料によると、中国政府が承認したキリスト教会には約4百万の信者がいるとされている。しかし海外の専門家によると、中国の地下カトリック教会には、さらに1千2百万人の信者がいるという。
(貼り付け終了)