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【ハノイ=長谷川岳志】ベトナムのファン・バン・カイ首相が19日午前、米国への公式訪問に出発する。1975年にベトナム戦争が終結して30周年でようやく越首相の訪米が実現。21日に予定しているブッシュ米大統領との会談では、貿易・投資の促進など主に両国の経済関係の緊密化について話し合う見通しだ。
カイ首相はハノイ空港から専用機で米国に向かう。フン財務相、リュウ法相ら主要閣僚のほかベトナム航空、ベトコムバンクなど主要国営企業75社のトップも同行する。
米越両国は95年に国交正常化を果たし、関係改善が進んでいる。今回の越首相の訪米を機に「過去の歴史に一応の区切りをつけ、未来志向の関係を構築する」(ベトナム政府関係者)構えだ。 (22:07)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050618AT2M1801M18062005.html
ベトナム首相:
19日から米国訪問 戦争終結後初めて
【バンコク藤田悟】ベトナムのファン・バン・カイ首相は19日から25日まで米国を訪問し、ブッシュ大統領らとの会談に臨む。1975年のベトナム戦争終結後、ベトナム首相の訪米は初めてで、歴史的意味を持つ。今年中の世界貿易機関(WTO)加盟を目指すベトナムは、米国との関係強化をテコに、国際経済への本格参入を加速させたい思惑だ。
両国は戦争終結から20年後の95年7月に国交正常化にこぎつけ、00年11月にはクリントン大統領(当時)がベトナムを訪問した。今年は国交正常化から10周年の節目となる。
首相訪米の最大の目的は、米国との通商関係の強化にある。
両国は国交正常化以降、経済分野を軸に関係改善を進め、昨年の貿易額は64億ドルに上り、ベトナムにとって最大の輸出相手国となった。一方で、米国内にはベトナムの人権状況などに問題を唱える声もあるため、ベトナムとしては首相訪問で改革・開放姿勢を強くアピールし、WTO加盟に向けた支援強化も取り付けたい意図がある。
訪問団には70人の企業関係者も同行し、先端技術分野などでの投資促進を呼び掛けるほか、ボーイング社製の新型旅客機「787ドリームライナー」4機の購入契約も結ぶ予定だ。
両国間には、ベトナム戦争の後遺症として、戦争中に米軍が散布した枯れ葉剤の影響で今も多くのベトナム人が病気や障害に苦しむ現実があり、被害者が米国で製薬会社を相手取って集団訴訟を起こしている。しかし、首相訪米ではこうした問題は表立たせず、経済関係強化に比重が置かれる見通しだ。
毎日新聞 2005年6月18日 18時48分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050619k0000m030022000c.html
ベトナム首相初訪米へ 戦後の関係強化アピール
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【ハノイ18日共同】ベトナムのファン・バン・カイ首相は19日から25日まで、1975年のベトナム戦争終結後、同国の首相として初めて米国を訪問する。21日にブッシュ米大統領と会談、米越関係正常化10年を祝い、経済を軸にした2国間の協力強化策などを話し合う。
ベトナムは首相訪米で、米国との関係拡大を図り、世界貿易機関(WTO)加盟へ弾みをつけたいとの狙いがある。
ブッシュ大統領との首脳会談では、ベトナムが来年主催する予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)なども主要議題になるほか、経済成長をばねにアジアで影響力を強める一方の中国へのけん制を視野に、安全保障分野でも交流促進を確認する見通しだ。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/06/2005061801002101.htm
米投資ファンド、ベトナムでの積極投資を予定
ベンチャー投資ファンドIDG Ventures Vietnam社は先ごろ、Navigosグループ(ホーチミン市)のVinaGame社およびVietnamWorks社への投資を決定した。
IDG Ventures Vietnam社は今年ホーチミン市とハノイに事務所を設立して以来、ベトナム国内のIT関連企業4社に投資しているが、Nguyen Bao Hoang社長は年内に更に4〜6プロジェクトへ投資する方針だとしている。
IDGグループのPatrick Mc Govern会長はベトナムでの投資計画について、今後5年間で35社(総額1億ドル)、次の5年間で1億5,000万ドル規模の投資を行い、5年ごとに投資規模を拡大する予定だと話している。
(Thuong Mai)
(2005/06/16 09:35更新)
http://www.hotnam.com/news/050616094100.html
日本−ベトナム、IT分野の協力を強化
ベトナム電子産業企業協会(VEIA)と日本の情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は6月13日ハノイで、電子・情報技術(IT)・通信分野における日越間の貿易関係拡大を目指し覚書を交わした。
両者は今後この分野における▽情報交換、▽パートナー企業の相互紹介、▽市場研究の共同実施、▽国際会議および展示会における相互支援などに取り組むとしている。
(Tuoi Tre)
(2005/06/16 09:33更新)
http://www.hotnam.com/news/050616093549.html
ベトナムから海外への個人送金、年初5カ月間で2,000万ドルを超える
年初5カ月間にベトナム国家銀行ホーチミン支店が許可した個人によるベトナムからの海外送金額は2,080万ドルで、送金目的は80%が留学、その他は病気治療、出張などとなっている。
(Tuoi Tre)
(2005/06/16 10:23更新)
http://www.hotnam.com/news/050616102516.html
2006年、ベトナムのGDP成長率目標は8.0%
Phan Van Khai首相は先ごろ、2006年の経済・社会発展計画およびベトナム国家予算概算に関する指示18号を公布し、2006年のGDPの目標を8.0%と定めた。
首相は各重要分野の付加価値成長率を高めるよう指示しており、▽工業・10.5%、▽サービス業・8%、▽農業・3.5%と各分野の目標値を明示した。またベトナム国家予算は、インフラ建設などの公共事業、および最低賃金引き上げなどによる給料改革実現を目指し集中的に配分される。
(Sai Gon Giai Phong)
(2005/06/11 02:26更新)
http://www.hotnam.com/news/050611023328.html
ベトナムで枯葉剤被害者を支援する日本人女性
枯葉剤被害の後遺症に苦しむベトナムの子供達を支援するため、1人の女性が日本からやってきた。現在彼女は、Da Nang市にある障害児のための学校でボランティア活動をしている。
3回目の約束で、私はやっと彼女に会うことができた。握手を交わすと彼女はベトナム語で、「日本から来ましたFujii Akiと申します。32歳の独身で、私はベトナムがとても好きです。できることなら一生、障害者教育に携わっていきたいです」と自己紹介した。
飾り気がなく快活な印象を受ける。日本では耳の不自由な子供達に英語を教えていたという彼女がなぜ、ベトナムの障害児の存在を知り、彼らを支援したいという思いを抱くようになったのだろうか。彼女は私に、ベトナムで活動するまでの経緯を話してくれた。
4年前、彼女はバックパック1つで初めてベトナムを訪れ、多くの印象深い出来事を体験した。帰国後ベトナム戦争をテーマにしたテレビ番組を目にした彼女は、枯葉剤被害に苦しむ子供達の映像に大きく心を動かされた。その後、国際協力機構(JICA)が主催するベトナムへの人材派遣募集に申し込み、厳しい審査と試験に合格し渡越した。
「ベトナム語はとても難しいです」と、彼女は笑いながら言う。言葉や生活習慣を理解するため、彼女はこの4カ月間、毎晩熱心にベトナム語の勉強に取り組んでいる。私たちは英語、ベトナム語、ジェスチャーという3つの手段を折り混ぜ、時折辞書を頼りに話を進めた。
話が悲惨な子供の事になると、彼女の目は涙でいっぱいになった。彼女は「がんばれ、がんばれ」という言葉が大好きで、ホームシックや悲しい時にはいつもこの言葉で自分を励ましているのだという。彼女は「来てすぐは本当に家族が恋しくて、母親に毎日メールを送っていました」と言う。ベトナムの魅力とベトナムを選んだ理由を尋ねると、即座に「ベトナムは戦争による多くの痛みを受け入れてきました。何世代にも渡り、今もなお戦争被害の後遺症を抱えています。私は子供達のために何かしてあげたいのです。他にもベトナムの魅力はたくさんあります。例えばベトナム料理もその1つです」との答えが返ってきた。
約1年が経過し、地元の生活にもなじんできた。毎朝彼女は自転車で7時きっかりに出かけ、午前11時30分に家に戻る。1人暮らしの彼女は、誰に会っても自ら笑顔で「Xin Chao(こんにちは)」と明るく挨拶する。食事は一皿6,000ドン(約0.4ドル)の大衆食堂がほとんどだが、日本食が恋しくなった時には、市場で買い物をして自炊するという。しかしそんな時間はほとんどない。彼女は「時間があればインターネットで世界の障害者に関するウェブサイトにアクセスして、子供達への指導方法を研究しています」と語る。
私は、彼女のクラスを見学させてもらうことにした。中を覗くと4〜8歳までの約10名の生徒が、熱心に彼女の手に注目している。子供達は、折り紙の折り方を教わっているところだった。1人の子供に説明を終えると今度は別の子と、彼女は休むことなく動く。クラスのほとんどは、耳が不自由で枯葉剤の影響を受けた子供たちだ。「毎日約2時間、子供達に手話を教えています。ベトナム語の意味を理解しないと教えることができないので、最初はとても大変で試行錯誤の毎日でした」と話す。日本の香川聾学校では英語を教えていたが、この学校では専門分野でない教科を担当することも珍しくないという。
枯葉剤の影響で障害を抱えるHo Minh Hieuくんという6歳の少年がいた。彼はいつも先生にべったりだ。単純作業でも5〜6回教えないと覚えないが、彼はそれでもまた間違ってしまう。30分ほど教え続けてようやく彼は1人で作れるようになった。しかし彼女は、悲しげな声でこう呟やく。「障害のためにHieuは明日になれば、今日教えたことを全て忘れます。でも私はまた教えます。『がんばれ、がんばれ!』と自分に言い聞かせながら」。
どうしたら子供達と話ができるのか私にはわからないが、彼女は手の動きで子供達と話をする。子供達の愛らしい目は、彼女の魔法のような手を熱心に追いかける。「子供達が本当に理解してはじめて、私の仕事に意味があるのです。難しいですが、努力を積み重ね教え方のコツをつかみ、慈愛の心で接すればきっとやり遂げられます」と自分に言い聞かせているという。毎週木曜日、彼女は子供達にカードやビーズのブレスレットの作り方を教えている。はじめは上手く作れない子供達も、だんだんきれいに作れるようになっていく。耳に障害を抱えた子供達は集中力が高く、彼らが心を込めて作ったカードや絵はとても魅力的だ。
学校のNguyen Duy Tuyen副校長は、「私たちは、日本人女性のボランティア活動をとても尊敬しています。彼女にとって子供達は全てです。以前ある生徒が逆さまに絵を書いた時、彼女は『面白いね』とほめてあげました。彼女は子供達が自由な発想を持って、感性豊かに成長することを望んでいます。障害児教育というものはそうあるべきです」と言う。彼女は手話を使うための表を探し出し、その表をもとにたくさんの表を作り、全てのクラスの壁にかけたのだという。
“単身でベトナムに渡り、自転車に乗って現地の暮らしに溶け込んだ日本人”同僚たちは彼女をこう評する。家から学校までの道のりは約3kmだが、彼女は1度も遅刻したことがない。彼女の仕事は地味ながら大きな意味を持つ。
約1年後、ベトナムでのボランティア活動は終わり、子供達との別れの時がやってくる。「次はどこへ行くのですか?」と問うと彼女は、「またどこかでボランティアを続けます」と優しい笑顔で答えてくれた。
(Lao Dong)
(2005/06/11 02:19更新)
http://www.hotnam.com/news/050611022630.html