★阿修羅♪ > アジア2 > 106.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「ヨン様ブームを誕生させたのはデジタルの威力」
「日本のヨン様ブームの根底にはデジタル文化が腰を据えています」。
李御寧(イ・オリョン)梨花(イファ)女子大学名誉教授は最近、中国、日本、東南アジアで旋風を巻き起こす韓流の根底には「デジタルの威力」があると強調した。
「韓流の基盤は情報技術(IT)とデジタル産業です。DVDやインターネット、衛星放送がなかったら、日本の“ヨン様”ブームは可能だったでしょうか。米シリコンバレーのパワーがハリウッドと結合し“Siliwood”になりました」。
李教授は米国製の冷蔵庫、自動車、コンピューターなどが大衆化される過程で、米人歌手や映画俳優が世界の大衆文化を支配したように、韓流スターの浮上は韓国のデジタル技術と産業を土台としている、と主張した。
同教授はデジタル技術を利用し、地域性を乗り越えるよう提案した。
「韓流は文化摩擦を起こします。一方、文化が強ければ、アイデンティティーを守ろうとする反動が必ずありますね。さまざまな人種がうずめく米国文化が世界へ広がって行ったように、これからは韓国が中国、日本、東南アジアの文化を受け入れ、発酵させ、世界化して行かなければなりません」。
この案を「salad bowl」と「デジタル・オリエンタリズム」という概念を利用し、説明した。デジタル技術を利用し多くの文化を融合することで、アジアを代表する文化を作り出さなければならない、との主張だ。
デジタル文化の展開について、同教授は「皆が好み、誰もが使いたくなる普遍的なデジタル製品で、アンチ韓流の抵抗を克服できる」と提案した。
以前、ソニーが「ソニースタイル」という概念で全世界の青年文化とリビング文化を占領したように、これからは韓国企業が世界文化をリードしなければならない、というのだ。
李教授は「特定のデジタル製品が一国家の市場を圧倒すると、その国の人々の生活様式は変わる」とし、「デジタル製品を通じ韓国の独創性とデザインが世界的に普遍化され主流となる時、韓国は文化宗主国としてのプライドを保つことができる」と語った。
特別取材チーム
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/19/20050619000006.html