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ライス米国務長官は13日収録された米MSNBCテレビとのインタビューで、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は正気だと思うかとの司会者の質問に対し「分からない。わたしはその男(総書記)に会ったことがない」と述べた。
また、北朝鮮が核兵器開発を進める一方で、国民が海外からの食糧支援に頼っているのは「悲しいことだ」と批判した。国務省がインタビュー内容を公表した。インタビューは14日放映の予定。
ブッシュ米大統領は5月末の記者会見で金総書記を「ミスター」の敬称付きで呼び、北朝鮮側は「6カ国協議(復帰)の雰囲気醸成に寄与するだろう」と評価したが、今回のライス長官の発言が北朝鮮側の反発を招く可能性もある。
長官は、金総書記が責任ある指導者だと思うかとの問いには「北朝鮮の人々は現体制下で苦しんでおり、栄養失調の割合も高い」と指摘。核問題をめぐる6カ国協議に復帰すれば、状況は改善されると呼び掛けた。
(共同)
(06/14 12:54)
http://www.sankei.co.jp/news/050614/kok042.htm