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対アジア経常黒字が3割増、過去最高の8兆8千億円
財務省が9日発表した2004年の地域別の国際収支は、海外とのモノやサービスの取引などを示す経常収支の黒字のうち、対アジアが前年より32・8%増えて8兆8623億円となり、1997年(7兆977億円)以来、7年ぶりに過去最高を更新した。
中国や韓国、台湾などへの半導体部品や半導体製造装置などIT(情報技術)関連製品の輸出が増えたためで、日本企業のアジア進出の増加やアジア経済の好調ぶりを反映する結果となった。一方、米国向けの経常黒字は同4・7%増の9兆6915億円だった。
同時に発表した4月の国際収支状況(速報)によると、経常黒字は前年同月比5・2%増の1兆6269億円となり、2か月連続で黒字幅が拡大した。
米国債などへの投資が増えたため、海外への証券投資や直接投資がもたらす配当や金利収入などを示す所得収支の黒字が同18・5%増の1兆65億円と幅を拡大したのが要因だ。海外とのモノの取引を示す貿易収支の黒字は、原油高で原油や石油製品の輸入額が増えたため、同5・6%減の1兆1966億円と4か月連続で黒字幅が縮小した。一方、旅行や航空輸送などのサービス収支の赤字幅は9・4%減となり、3か月連続で赤字幅を縮小した。
(読売新聞) - 6月9日12時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000204-yom-bus_all