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韓国「日本に不信」9割…深まる両国民の溝
日韓国交正常化40周年を機に、読売新聞社と韓国日報社が実施した日韓共同世論調査で、日本側の「親韓」感情が高まりを見せる中、韓国側では対日不信が過去最高の9割に達するなど、両国民の意識のズレが急速に深まっていることが分かった。
北朝鮮や中国に対する好感・反感の度合いも大きく食い違い、竹島問題などでぎくしゃくした両国関係が、将来の東アジア情勢にも影響を与えかねない深刻な様相が浮き彫りになった。
調査は、5月上旬から中旬にかけて、両社がそれぞれ日韓の有権者を対象に面接方式で行った。
現在の日韓関係について、「良い」と見る人は、日本側が、2002年に実施した前回調査より13ポイント増の60%になったのに対し、韓国側は11%と前回比21ポイントの激減。逆に「悪い」と見る人が同22ポイント増の89%に達し、1995年以来計4回行った共同調査の中で最悪となった。
日韓関係が「悪い」と答えた人に関係悪化の原因を聞くと、両国とも「竹島(独島)問題での対立」が最も多く、日本側は65%、韓国側は94%を占めた。
相手国への信頼度でも、日本側は「信頼できる」が前回比4ポイント増の59%だったのに対し、韓国側は前回の24%から9%へと大幅に減り、「信頼できない」が15ポイント増の90%に達した。
一方、周辺国の印象度についても日韓のズレが目立った。日本では北朝鮮に「悪い印象」を持つと答えた人が98%と圧倒的で、反日デモなどで対立が深まる中国(76%)がこれに続いた。逆に韓国では、中国と北朝鮮に対する「良い印象」がそれぞれ65%、44%を占め、特に、「親中」意識が鮮明になっている。
(読売新聞) - 6月10日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000015-yom-pol&kz=pol