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国民党党首選2氏の争いに 台湾
【台北8日竜口英幸】七月中旬に行われる台湾の野党第一党、国民党の党首選挙の立候補受け付けが八日締め切られ、ともに副主席で台北市長の馬英九氏(54)と、立法院長(国会議長)の王金平氏(64)の一騎打ちとなることが決まった。複数の候補者から党員が直接選挙で党首を選ぶのは、百十年におよぶ同党の歴史で初めて。
馬氏は香港生まれの外省(大陸出身者)二世で、故蒋経国総統の英語秘書を務めた。王氏は高雄県生まれで、数学教師出身だが、一貫して党務に従事した。政策理念は、馬氏が「台湾独立には絶対反対」を掲げ、親中色が強いのに対し、王氏は「本土化(台湾化)路線で台湾の利益追求」を主張している。両氏の理念の違いは大きく、小選挙区制導入に伴う政界再編や、二〇〇八年の次期総統選にも大きな影響を及ぼしそうだ。
一方、党内では現主席の連戦氏続投を求める声がやまず、党中央常任委員約二十人が連名で出馬を求める事態も起きた。連氏はこうした動きを背景に王、馬両氏に政治理念を説明させるなど、威光は高まるばかり。両氏は「連戦路線の継承」を誓い選挙戦に入るが、波乱の火種は依然くすぶっている。
(西日本新聞) - 6月9日2時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000013-nnp-int