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中国への製造業進出、人材引き抜き懸念も・ものづくり白書
政府は3日の閣議で、2004年度版の「ものづくり白書」を決定した。主要製造企業の11.5%が中国に研究所を設置するなど、製造業の中国進出が依然として続いている現状を紹介した。また、63%の企業が海外進出に際しての人材引き抜きに脅威を感じているとの調査結果も示し、人材や技術の流出防止に向けた対策が重要になると提唱した。
製造業の海外進出が進む一方で、この5年間の間に国内に生産工場を設置・増設した企業が34%に上ることも指摘。国内生産によって消費者のニーズを反映した製品づくりがしやすくなるなどの利点を挙げ「国内製造業の空洞化は起こっていない」と結論付けた。
1940年代後半に生まれた団塊の世代の労働者が一斉に定年退職する「2007年問題」については、製造に関する技能の伝承が滞るなどの問題点を挙げた。製造業の基盤技術を担う若年層の確保や育成に向けて、官民での取り組みを加速する必要があると提言した。 (10:28)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050603AT1F0300503062005.html