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中印ロ、初の外相会談・米の一極支配をけん制
【モスクワ=栢俊彦】ロシアのラブロフ外相と中国の李肇星外相、インドのシン外相はロシア極東のウラジオストクで2日会談し、多極的な国際秩序と国連中心主義をうたった共同声明を発表した。3カ国外相が国際会議の場以外で独自に会談するのはこれが初めて。米国の一極支配をけん制する新たな枠組みとして協調関係を強化する。
3カ国の外相はテロとの戦いや麻薬流通対策、自然災害対策などで協力することで合意した。経済が急成長している中国とインドはロシアからの石油・天然ガス供給に関心を強めておりエネルギー分野の協力も話し合った。同時に中東和平や中央アジア情勢、北朝鮮問題なども協議した。3カ国の経済人が初めて一堂に集う催しを来年インドで開くことも決めた。
3カ国会談とは別に、中ロ外相は昨年秋調印した国境条約の追加協定に関する批准書を交換、両国間の国境問題を完全に解消した。ラブロフ外相はシン・インド首相が年末に訪ロする日程を公表、7月には中国の胡錦濤国家主席が訪ロする予定で活発な首脳交流を展開する。 (22:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050602AT2M0202P02062005.html