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タイ通貨暴落、元中央銀行総裁に5千億円の賠償命令
【バンコク=吉形祐司】1日付のタイ各紙によると、バンコクの民事初等裁判所は31日、アジア金融危機の引き金となった1997年のタイ通貨バーツ暴落まで適切な措置を怠ったとして、当時のルーンチャイ・マラカノン中央銀行総裁(63)個人に1860億バーツ(約5022億円)の損害賠償を命じた。
タイの民事訴訟では史上最高額。7・5%の複利を含めると、賠償総額は3300億バーツ(約8910億円)になる。タイでは90年代後半、経常赤字の増大とバブル崩壊が金融不安を招き、国際投機筋がバーツ売りの攻勢をかけた。タイはその後、事実上、ドルに連動していたバーツを変動相場制に移行したが、バーツは急落し、アジア金融危機の発火点となった。判決は、同元総裁が国際投機筋に対抗して中銀の介入でバーツを買い支えることを承認し、6か月間で外貨準備に360〜380億ドルの損失を与えたと認定し、同元総裁の職務怠慢を指摘した。
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050602/20050601i417-yol.html